【感想】京洛の森のアリス III 鏡の中に見えるもの

望月麻衣 / 文春文庫
(11件のレビュー)

総合評価:

平均 3.8
1
5
3
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ブクログレビュー

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  • ちこ(´・ω・)

    ちこ(´・ω・)

    「変化の兆し」
    想いと共に変わる。
    これだという明確な答えはないのだから、何かきかっけがあれば新しいことに興味を持つこともあるだろうな。

    「葛藤と決意」
    素直に直ぐ祝えず。
    この世界に来てから傍に居るのが当たり前になっていたからこそ、突然の申し出に驚くばかりだったのだろう。

    「旅立ちの時」
    選ばれた場所とは。
    一人で消化しきれない想いがあるのであれば、信頼できる人に話を聞いてもらうだけでも気分が変わるだろう。

    「月夜の戸惑い」
    これからの住まい。
    子供の時には嬉しいと受け入れれた気持ちも、年齢を重ねるに連れて変化した想いと向き合うべき時なのだろ。

    「それぞれの住まい」
    離れ離れになるが。
    どれだけ言葉で想いを告げたとしても、あんな風に露骨に態度に出してしまっていれば誰だって考えるだろう。

    「鴨川異人館の客人」
    夕食の席に居た者。
    これだけ上手くあらすじを語られたら、どんな物語であったとしても一度は手に取ってみたいと思いそうだな。

    「揺れる心」
    徳を積んでいても。
    中途半端な気持ちでやっているわけでなくとも、好き勝手に生きすぎているからこそツケがまわったのだろう。

    「移動書店『ありす堂』」
    休暇中のデートは。
    いくら酒の席だったとはいえ、責任を取る覚悟もないというのに軽い気持ちで口にした結果だったのだろうな。

    「黄昏時の夜想曲」
    見てしまったこと。
    そう想像してしまうのは無理ないかもしれないが、あまりにも自分のしたことを棚にあげすぎて話してないか。
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    投稿日:2024.03.17

  • cherry00

    cherry00

    なんとかこの京洛の森に慣れてきたところで完結?どういう結末になるのかと心配したけれど、ナツメにも自分がやりたい、と思えることが見つかって、それはそれは素敵なカフェができたよう。収まるところに収まってよかった。続きを読む

    投稿日:2022.08.10

  • chifuyuk

    chifuyuk

    シリーズ3作目になってこの世界に慣れて来たところで無事完結。いや、これくらいで終わるって云うのは全然悪くないと思う

    投稿日:2021.05.23

  • kitano

    kitano

    このレビューはネタバレを含みます

    生きていくうえで大事な事を知りたければ本書をお読み
    不思議の国のアリスが好きで読みだした「ほゞ少女漫画風」ファンタジーなのですが、老人が読んでもうなづける内容です(望月麻衣先生の他の本も同じような好印象)

    たぶん、完結と思わせるまとまりでした

    ※昔、秋元文庫とかコバルトシリーズとか読み、萩尾望都先生の本を読みたくて少女コミックを買っていたのは内緒

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    投稿日:2021.01.31

  • yampuru

    yampuru

    このレビューはネタバレを含みます

    ライトノベルなのですが、よくよく考えてみれば、結構深いテーマであると思います。そこはもう一つの京都、京洛の森、そこでは自分の心に従い振る舞い、他人から必要とされることが生きていくための条件。

    消費活動にお金を払う必要はなく、みな、ほかの人の役に立ちたいという純粋な気持ちに従い働いている、いや、それはもはや労働ではなく、自己実現といってもいいかもしれません。ある意味、究極の世界ではないかと。まさに「情けは人の為ならず」を体現した世界といえるでしょう。

    三作目である本作では、主人公のアリスとかつて結婚の約束をした蓮の関係を中心としたストーリー。そこに執事のナツメの「カフェを開きたい」という”夢”の実現もからんできて、一時はどうなることやら、でも終わってみればハッピーエンドという結末に。

    結末の内容から推測すると本シリーズはこれで最終巻なのですかね。京都が舞台ということで、興味を持ち読んできましたが、ちょっと奇妙な、でもある意味では真っ当なその世界におけるルールのほうに俄然興味を惹かれました。

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    投稿日:2020.06.26

  • lovenovels

    lovenovels

    自分が本当に心からやりたいと思っていることをしないと生きていけない世界に住むありす。やりたいことを見つけるのも難しいけれど、それを続けるのはもっと難しいのかも。時間と共に、好きなことは変わるものだから
    大切な人の変化が寂しいと思ってしまうのも自然だと思う。蓮との関係も変わっていく中、自分を見つめ直す強さを持ったありすを応援したくなる巻だった。
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    投稿日:2019.09.30

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