人を自在に動かす武器としての「韓非子」

鈴木博毅 / プレジデント社
(1件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • カズ

    カズ

    このレビューはネタバレを含みます

    孫子の兵法を探したところ、韓非子の方が良さそうだったので。

    感想。面白かった。韓非子は、ちょうどキングダムと同じ時代、秦が中華統一を進める時代に、各国の衰退を踏まえて書かれたものらしく、漫画の影響もあってか共感しやすかった。

    備忘録。
    ・役割や肩書きは、褒美ではなくテスト。官職を与えて仕事をやらせてみれば、愚か者と知恵者とがはっきりする。

    ・韓非子は徹底した事実主義を主張。評判や雰囲気で物事を判断すると国は滅亡すると。

    ・事実を元に、しっかりと評価し、しっかりと罰する。ズルイ者が得をする環境を作ってはならない。

    ・褒めるか叱るか、どちらかは必ず行う。「山には躓かないで、蟻塚に躓く」ということわざにあるように、部下の小さな失敗(蟻塚に躓く)を放置すると、部下は山は避けれても蟻塚を避けられず。

    ・そのためにも、効果的な基準を持つべし。これ大事。矢の名人の百発百中の素晴らしさは、その的があるからこそ評価出来る。

    ・優秀なものに仕事を任せ、愚かなものから仕事を引き上げる。これに徹すれば、誰もが懸命に働かざるを得ない。

    ・空飛ぶ竜は雲に乗り、天に昇る蛇は霞に遊ぶが、雲が消えて霞が晴れてしまうと、竜や蛇は天に昇れず、ミミズやアリと変わらない。しかし、ミミズやアリは雲や霞があっても天には昇れない。→本人の資質と、チャンスや状勢の2つが、成功には不可欠。

    ・上に立つものは、優れた才能を備えていても、自分で仕事をしたりはせず、臣下に仕事をさせてそれを観察する。→個人プレーよりも部下の指導。

    ・名君は知恵があっても、それによって思慮を巡らせしたりはせず。→自分の知ってることだけで考えず、大きな波と時代の変化を知って勝つ。

    ・人を動かす要諦は、「必要だが嫌なこと」をやり抜く環境づくり。それに効くのが、賞と罰。

    ・君主は自分の望むことを外に出してはいけない。臣下はきっとそれに合わせて自分を飾りたてるだろう。→言わんとすることはわかるが、それは組織として非効率で冷たすぎないか?

    ・「十過(10の失敗)」。前半5つでは、大局観をもって優先順位をしっかり判断しろ、と言っている。後半の5つでは、慢心ダメよと言っている。

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    投稿日:2019.07.07

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