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奥山景布子, 森川泉 / 集英社みらい文庫 (5件のレビュー)
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すすきりん
たらればさんの光る君へスペースで紹介されていたので読んでみました。 清少納言と紫式部どちらの視点からも一気に読めて、定子の立場と彰子の立ち位置どちらもわかって楽しい!大河だと今は道長とまひろサイドに肩…入れしがちだけど、道隆・定子サイドについてもわかってよい。 それにしても大河のおかげで登場人物ぐいぐい入ってくるし相互作用がすごい。今なら平安時代の歴史もっと入ってくるだろうな続きを読む
投稿日:2024.03.16
tokyobay
#光る君へ の事前予習用に親戚に頼まれて購入。小学生向けだが内容的には結構細かくて、大人が読んでも十分参考になる。ここまで理解している大人は殆どいないだろう。ただし、子供向けの文体にやや讀み難さを感じ…る部分はある。続きを読む
投稿日:2023.12.29
アワヒニビブリオバトル
第79回アワヒニビブリオバトル「24時間耐久ビブリオバトル@オンライン」第24ゲームで紹介された本です。オンライン開催。チャンプ本。 2021.09.19
投稿日:2023.05.06
淳水堂
集英社みらい文庫の伝記シリーズのなかの一冊。 私は古典は軍略物のほうが好きなんですが、王朝文学やこの時代の風習を知りたいと思って手にとってみました。 前半は清少納言が、後半は紫式部が、現代の私達に、自…分の人生や平安時代の風習、そしてどんな気持ちを込めて文筆をしていたかを語ります。 清少納言「私、すてきなことはすてきでしょ!ってつい大きな声で言っちゃうの」 紫式部「人の気持ちが強く動くような、そんなお話を書きたいと思ったんです」 こんな親しみやすい口調で「この時代の結婚はね、夫婦は一緒に住むのではなくて、『通婚』といって男が女の家に夜だけ通ってくることから始まるの」というように、簡素かつわかりやすく説明されていています。 小学生向けではありますが、大人の私が読んでも、一条天皇を中心として藤原一門の権力争いや、定子と彰子の立場、そして清少納言と紫式部が何を期待されて中宮(皇后)のお宮仕えに抜擢されたのか、なぜ枕草子や源氏物語を書き、それがどのように広まっていったのかなど、とてもわかりやすかったです。 二人の語る、家族や夫との関係、この時代に女性が外で働いたり勉強をするということについて、何を美しいと思うか。 そこに、清少納言の、自分の感嘆を素直に出して、相手にも自分のものの見方に興味を持ってもらって、一緒に感じたいという溌剌さ。紫式部の、この時代の窮屈さもありながら、普段は見えない人の心を感じとる感性が見られます。 しかし人間って変わりませんよねえ。千年前の女性でも「素敵なものは素敵って言って、そんな私の物の見方を一緒に感じて欲しいの」って感覚分かるじゃないですかーー。 そして、私が軍略物のほうが好きというのも、軍略物なら心情を察する読み方ができるけれど、日常を書いたお話だとそのまますぎてしまうからだよな…とは感じました。 また私は現代小説がひじょーーーーに苦手なのですが、人間の感情って千年前でも感覚がわかるんだから、これが自分と同じ状況の現代小説だったら生々しくてなんだか見せつけられるような気持ちになってしまうんですよーー。続きを読む
投稿日:2022.11.02
joanist
清少納言、紫式部のことを、本人の言葉として自伝的に述べた本。楽しいイラスト付きで、文章も彼女らの言葉として、現代の若者言葉風に書いてある。平安時代当時の状況説明とかもあり、読んでうれしい本。こんな本が…自分の中学時にもあったら、もっと早くから古典文学好きになれたのにと思う、つくづく。続きを読む
投稿日:2014.08.03
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