【感想】「令和」の心がわかる万葉集のことば

上野誠 / 幻冬舎単行本
(1件のレビュー)

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  • 亞綺羅

    亞綺羅

    借りたもの。
    年号が変わり「令和」の出典元として再注目された万葉集に見る美しい日本語集。
    そこから言葉の深み、伝統にひたる楽しみに触れる。

    著者の‘八世紀の声の缶詰’‘八世紀の言葉の文化財’(p.6)の言葉通り。

    宮廷文化を垣間見る。
    使われなくなった言葉にも優雅さがある。
    今も使われている言葉の語源になったもの(杜氏←刀自。年配の女性への敬称。自家用酒を作るのが「とじ」のしごとであったため。)について、「かたみ」など今も使われる言葉でも、もっと広義であったものも(今は遺品の意味合いが強いが、離別、生き別れなども含まれていた)。
    また、ことば比べで微妙なニュアンスの違いを楽しんだり……

    四季や風景に地震の感情の想いを乗せる人々。
    想起される。

    見出しでひらがながおおく、柔らかな明朝体
    目で読むのもさることながら、声に出したときに軽やかな、まろやかな音になる。
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    投稿日:2021.10.31

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