【感想】BANK4.0 未来の銀行

ブレット・キング, NTTデータオープンイノベーション事業創発室, 藤原遠, 上野博, 岡田和也 / 東洋経済新報社
(10件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • nogeikuzo

    nogeikuzo

    P127 GitHub(ギットハブ)
    →今や開発者にとって欠かせない存在といっても過言ではないのが「GitHub(ギットハブ)」。これは、世界中の人々がプログラムコードやデザインデータを保存・公開できるソースコード管理サービスのことです。
    現在ではプロジェクトで使用することも増え、使えることが前提というものも多くなってきました。
    GitHubという言葉を分解すると、git(ギット)のhub(ハブ)。日本語で「拠点」の「集まり」と訳すことができます。
    GitHub上で、エンジニア各々が公開用のプログラムをアップして自分以外のエンジニアに共有。その後、履歴を残しながら更新したり、自分以外のエンジニアも修正を加えることが可能です。
    https://www.akkodis.co.jp/candidate/insight/column_30
    P328 アイザック・アシモフ、『ロボット工学ハンドブック第56版、西暦2058年』、1942年
    P363 オンボーディング(新しい仲間の順応を促進する取り組み)のプロセスを自動化すれば、正規社員が不要になって導入1年目でもとが取れる。すなわち、2年目にはもう投資による経済的メリットを享受できる。その上、ロボ処理によるオンボーディングなら週末も祝日もなく24時間365日の顧客対応が可能だから、口座開設に要する時間は人手を介する手続きのおおむね3分の1以下で、大量処理に耐え拡張性もあり、はっきり言ってミスも少ないだろう。
    P368 『ハーバード・ビジネス・レビュー(HBR)』が最近行った、この問題に関する信頼性の高い研究によると、この50年の間に、好奇心、外向性、情緒安定性といった性格的な特徴がますます決定的な意味を持つようになっており、その重要性は知性やIQの2倍だという。
    P382 米国では現在、ミレニアル世代でクレジットカードを保有している者は3分の1に満たない(クレジットカード登場以来の過去40年間の同一年齢層で最低水準)。
    P395 アグリゲーション→複数のWEBサイトや企業が運営しているサービスを統合し、一つのサービスとして提供するもの
    PFM Personal Financial Management
    P396 データ・レジデンシー管轄権
    P405 アマゾンの戦略の中核にある「フライホイール」
    P471 銀行向けメインフレーム第1号のERMA
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    投稿日:2024.04.16

  • フラビオ

    フラビオ

    2024年1月23日読了。「銀行」がさらされる環境と、どう生き残りをはかるべきか?を語る本。2019年刊、時代の変化に応じて「BANK1.0/2.0/3.0」と著者の思考も進化していったよう。銀行の本なのに、アリババやイーロン・マスクのビジネスと思想、AIの解説について多くのページが割かれているのが著者のスタンスを明確に表している。「銀行」のビジネス形態があろうがなかろうが顧客・世界には正直どうでもいい、「どのような体験・経験を作り出す企業なのか」が銀行には問われており、「支店に来て申込書を書かせる」発想をデジタルに置き換えるだけの銀行はすでに存在価値を失っている…のは消費者側からすると当たり前の話なのだが、メディチ家の昔より長きにわたる歴史を持ち、多くの資産と雇用を抱え「自らが世界そのもの」と考える銀行にとってはまさにイノベーションのジレンマ、「変化すること」は並大抵のことではない・むしろ最初から負け戦確定ということなのか…。続きを読む

    投稿日:2024.01.24

  • nori

    nori

    多くの示唆があり考えさせられました。
    個人としては、第一原理を自分の頭で考えて、共感を得ることができる能力が必要。
    また、組織としては、新時代にどう適応していくか。フットワーク軽く、柔軟な思考で、規制にも負けず、技術力を持った組織。続きを読む

    投稿日:2022.02.21

  • mocorop

    mocorop

    こういう世界が来るのかもしれないなあと思いながら読みました。
    ここに書いてあることを真に受けすぎないほうが良いのかな、と。

    とはいえ、こういう世界が来ないとも限らない。
    そうなったときに、地域金融機関が世の中に提供できる価値はなにか?
    それを考える切っ掛けになった。

    機械が人間の行動を分析してフリクションをゼロにする世界が来るか否かはわかりませんが、フィンテック企業と協働していくことは、今後の金融機関には避けられないでしょう。

    本筋とは逸れるが、第一原理の思考というものをこの本で初めて知った。
    自社の方向性を考えるときに、積極的に使っていきたい考え方。
    「うちの会社をイチから立ち上げるとしたら、どのような姿で立ち上げる?」
    続きを読む

    投稿日:2021.04.17

  • ともあつ

    ともあつ

    テクノロジーが銀行に与える影響が網羅的に書かれている。かなりのボリュームで、読みごたえあり。
    テクノロジー企業に対抗するには、中核業務での顧客体験の変革しかないということで、カスタマーエクスペリエンスの重要性を再認識した。続きを読む

    投稿日:2020.12.31

  • pu-books

    pu-books

    こういう分野の本って、普段ほとんど読まないから、興味深かったー!
    自分じゃ手に取ってないかもだけど、家族が持ってて面白そうだったから借りて読んでみました。

    なんか、慣れない分野であるうえに専門用語ではないと思われる箇所も英語そのものだったりして、英語を解する私でもちょっと読みにくい感じは受けたけど、まぁ内容は面白かった。それで間を取って☆3つな感じ?(笑)

    こういう本あるあるで、全部読まなくても言いたいことは大体分かるんだけど。一応完読したよ(笑)。
    続きを読む

    投稿日:2020.10.29

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