このレビューはネタバレを含みます
HBRのテーマ別教科書のチームワーク編。
とある事情で別の教科書を気になっていたんだけど、こちらを偶然発見し、読了してみた。
過去のテーマ別分野をコントリビュートする形で載せているので、なかなか読み応えがあった。
色々とチームワークに関しては興味深い内容だった。
成果につながるコミュニケーション3要素
1,コミュニケーションの熱量
2,チーム全体への関与
3,外の世界へと向かう探索
データを活かすための3ステップ
1,ビジュアル化
2,研修
3,業績の向上
チーム作りの5条件
1,チームは「リアル」でなければならない
2,チームには絶対的な方向性が必要である
3,チームにはチームワークを発揮させる仕組みが必要
4,チームには支えとなる組織が必要である
5,チームには専門のコーチングが必要である
チームのパラドクス(成功要因にも阻害要因にもなる)
・大規模チーム
・バーチャル・コラボレーション
・多様性
・教育水準の高さ
協働するチームの8つの取り組み
1, シグネチャープラクティスに投資する
2,コラボレーションの手本を示す
3,ギフトカルチャーを生み出す
4,コラボレーションスキルを習得させる
5,連帯感を育む
6,仕事も人間関係も大切にするリーダーを選ぶ
7,息の長い人間関係を築く
8,個人の役割は具体的に、任務の遂行方法については曖昧にしておく
仕事が意義を失うとき
・社員の仕事やアイデアの重要性を顧みない
・仕事に対する社員の当事者意識を失わせる
・いまの仕事が日の目を見ることはないと発する
・顧客の優先順位の予期せぬ変更を社員に伝え損なう
「進捗の法則」「進捗のループ」
チームダイナミズムのモデル
・メンバー間の信頼関係が築かれている
・メンバー個々がグループへの帰属意識を持っている
・各メンバーがグループの強みを認識すること
チームEIの規範を築く
・公式なチームリーダー
・非公式ながら実質的にチームのリーダー役となっている者
・勇気あるチームメンバー
・トレーニング
・企業文化や組織風土
チームの行く手を阻む4つの問題
1,直接的コミュニケーションと間接的コミュニケーションの差
2,英語の問題
3,組織階層と権限の違い
4,意思決定ルールの不一致
マネジメント戦略
・適応:チーム内に文化的相違があることを認め、意識する
・組織構造への介入:チーム形態を変える
・組織運営への介入:チーム規律を設定。職位の高いマネージャーの関与
・放出:どの対策でも効果がなければ、メンバー放出
マネジメントチームの行動様式6つの戦術
1,多くの情報を活用し、事実に基づいた議論をする
2,議論の水準を高めるため、多数の選択肢を策定する
3,チーム全体の合意による目標を共有している
4,意思決定プロセスにユーモアを取り入れている
5,バランスの取れた権力行動を維持している
6,コンセンサスを強要することなく、問題を解決する
3つの戦略
1,個人の人格でなく、議題に的を絞る
2,可能な限り最善の決定にいたることを目指して協力し、決定をください
3,意思決定プロセスを公平で平等なものにする
◆目次
1章 チームづくりの科学
2章 チームワークの嘘
3章 チームとグループは異なる
4章 協働するチームの秘訣
5章 インナーワークライフの質を高める「進捗の法則」
6章 チームEIの強化法
7章 多国籍チームのマネジメント
8章 決められないチームへの6つの対処法
9章 ヴィルトーゾ・チームのつくり方
10章 チーム内の対立を防ぐための戦術と戦略
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