【感想】ジョニー・ザ・ラビット

東山彰良 / 双葉文庫
(21件のレビュー)

総合評価:

平均 3.4
1
8
5
3
0

ブクログレビュー

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  • ある

    ある

    ハードボイルド。主人公は兎。
    飼主(マフィア)が殺され逃亡,野良兎に。
    探偵依頼から,兎の復活教会に潜入。
    復活の樹の集団死が,元飼主の死に繋がる。
    兎が敵の懐に入る事で驚きの展開。

    投稿日:2023.03.11

  • 橘

    このレビューはネタバレを含みます

    うさぎを主人公にしたハードボイルド小説。モフモフ。
    ジョニー・ラビットは兎一匹復讐を遂げるぜ…といいつつも、どうやら動物好きっぽい宿敵ラッキーボーイ・ボビーに懐きたい気持ちを抑えられない。ジョニーは兎だけどマフィオーソに飼われてたこともあって人間の言葉がわかるけど、人間は兎語がわからないので会話(?)が噛み合ってないのも良いです。兎語がわかれば、ジョニーはかなり重要なこと言ってるんだけどなぁ。。
    「ふざけやがって!」「ぶっ殺してやる!」って言いつつ、脚トントンさせてたりしてるのはグレーのちっちゃい兎…と思ったら力が抜けます。兎の生態がちゃんとしてて、東山さん兎に詳しいな?ブルースを歌う犬とのシーンは素敵で、病院のシーンと中華街と思われるところについての考察に笑いました。人間の友達は一番が犬、二番が猫、三番が金魚、その次くらいが兎と鸚鵡で、兎は五分五分でペットと食料…と思ってたけど犬も食べるなら兎なんて勿論。。と。家鴨を標的にするKKK団。
    うさぎなので少しマイルドになっている気がするけどマフィアの復讐と仲間割れものなのでかなりハードでシビア。原発の煙突を『再会の樹』と崇める狂信的なうさぎもいるし……でもラストは好きです。たぶんジョニーはボンネットで。。そしてホンコンがここでくるとは。鮮やか。

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    投稿日:2022.03.09

  • Yurico

    Yurico

    マフィアのドンに飼われ、雄としての誇りを胸に生きてきたジョニー・ラビット。いまはシクラメン通りに探偵事務所を構える彼のもとに、行方不明の兎の捜索依頼が舞い込んだ。兎の失踪なんて珍しくもなんともない。だが、単純なはずの事件は思わぬ展開をみせ、やがてジョニーは仇敵の待つ人間の街に―。ユーモアとペーソス溢れるピカレスク・ハードボイルド。続きを読む

    投稿日:2021.01.21

  • kanaerror

    kanaerror

    まさかのウサギが主人公。の、ハードボイルド。
    うさぎの気持ちがわかるのか。
    前半なかなか読み進まず苦労した。

    投稿日:2020.09.15

  • sakumo

    sakumo

    なんというか品のないウサギw
    イタリアンマフィアに飼われてた口の悪い兎なんだけど、ハードボイルドを気取ってるんだけどどうも品がない気がしました。。。

    投稿日:2020.01.05

  • vinland

    vinland

    ウサギが主人公ではあるけど、だからこそここではないどこかへの狂おしいほどの渇望や、超えられない壁(この場合種の)への絶望、そして生命としての矜持が際立つ
    ハードボイルドだけど、主人公がウサギだからか読みやすく出どこかユーモラスだけど、クライマックスはぐっとくる
    設定の奇抜さを超えて、秀逸な物語に収束していると感じた
    続きを読む

    投稿日:2019.12.26

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