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井手英策 / 岩波新書 (13件のレビュー)
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hisamo99
日本人の多くが生活不安を抱えており格差が拡大しているが,日本人の痛税感による租税抵抗(増税の忌避)により対応策を講じれないどころか,勤労と倹約の美徳により日本は自助努力が前提の社会になっている。そうし…た現状認識のもとで著者なりの改革を提案した本。 受益があることを明示したうえでの増税の提案となっている。消費税を軸とした増税による財源の確保で医療や子育てや教育等の自己負担をなくすというベーシック・サービスが提起されていた。批判や起こりうる反論に対しては説得を試みている。「政府が信じられないから増税に反対するのはよい。だが,その拒絶によって,この社会がいったいどのようによくなるのだろうか」(166ページ)が印象的だった。 著者の主張は日本人に対してどこまで説得力を持つのかが気になるところ。昨今の防衛費や少子化対策の財源に関する議論や世論をみると,まだまだ日本人の租税抵抗は強いように思う。 日本人の租税抵抗が今後どうなるのか気にしていきたい。続きを読む
投稿日:2023.06.09
ともこ
北欧の社会制度にずっと興味を持ち、憧れてきました。役に立つ事が実感出来るのであれば、高負担の税も納得できる気がします。助け合える社会に私も生きていたいです。 ベーシックインカムにも興味があったけれど、…なるほど、ベーシックサービスの方が適切だなと思いました。 けれど、北欧社会よりも日本人の方が自立心に乏しい様に感じていて、無料サービスと言われたら病気じゃない人たちまで病院に押しかけて無駄な検査を受けたがったり、同じ話をあちこちで繰り返したりしてるんじゃなかろうか、という懸念は払拭出来そうにありません。続きを読む
投稿日:2023.05.17
sugar41
『幸福の増税論』というタイトルの割には、幸福感を受ける内容ではなく、むしろ重い印象を受けました。 また、あまり親切な内容ではなく、わかる人にしかわからない印象を受けましたし、現実に即した内容、というよ…りは、机上の空論、という印象を受けました。 とはいえ、税金や社会保障のあり方を考える上では、参考になる本だと思います。 また、基本的には中立的な考えに徹する姿勢を感じ、その点については好感を持てました。 税金や社会保障のあり方については、少なくとも日本においてはビジョンがないように思います。 ひとまず、仮で構わないので、日本としてのビジョンを政府が明確にすることが必要だと、個人的には思っています。 もし間違っていても、修正していけばいいのですから。 ただ、そのためには、まずは、税や社会保障についての教育が大切だと思います。 時間がかかったとしても、最も確実な方法だと思いますので、小中高で、税や社会保障についての知識が身に付くようにすべきだと思います。続きを読む
投稿日:2023.05.01
のぶ
今の日本社会は勤労と貯蓄という従来の価値観ではやっていけなくなっている。 税金は生活保障サービス、子育て、教育、病気、介護などにもっと使われるべき。
投稿日:2023.04.11
kamitako
オランダのCPBについては、恥ずかしながら知らなかった。65歳以上の高齢者を15~64歳が支えるということでなく、非就業者を就業者が支えるというのは、単純になるほど! と膝を打つ。 頼りあえる社会をつ…くろう! 全国のソーシャルワーカーを勇気づけてくれる一冊。続きを読む
投稿日:2021.10.03
aokikenichi
新書にコンパクトに論点がまとまっていると思うけど 民進党の政策スタッフでらしたのかー だったら政策に反映してくれよー で1点減点
投稿日:2021.09.25
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