【感想】ひだまりが聴こえる-リミット-2

文乃ゆき / Canna Comics
(7件のレビュー)

総合評価:

平均 4.5
4
1
1
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ブクログレビュー

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  • saya

    saya

    このレビューはネタバレを含みます

    リュウが周りにされてきたように、リュウもまた偏見で凝り固まっている。
    彼の言葉で太一との関係が太一に負担をかける事だと呪いをかけられなければ良いが。

    初対面でも耳が聞こえないと言われても自分が手話がわからない部分があっても
    全く物怖じしないで話しかける太一は本当に凄い。
    千葉さんも、航平にすぐに謝れるところが凄いな。大人が子供にちゃんと謝るだけでも珍しいのに、
    言葉を尽くして丁寧に謝罪している。

    航平の為にと思って、愛情表現に近い思いで告白したことを
    悪く取られるのはきつい。
    しかし航平としては、太一が大学を辞めてしまったのは自分のせいということかとショックを受けるのも分かるのだ。

    スカウトの人、しつこく声をかけてきておいて
    耳が悪いならいいや、は酷い。
    そういう経験が降り積もれば、嫌気が差して諦めもはやくなってしまうと思う。

    リュウのゲームお披露目会でも物怖じしない太一が好きだし、
    失礼なことを言われて怒ってくれる航平も、
    糺そうとするユミさんも、暴力はいけないものの殴ってくれるリュウも
    みんな優しいのに、
    すれ違ってしまう太一と航平が悲しい。

    むしゃくしゃして誰でもいいからぶん殴りたいの問題発言から、お祭りで太鼓を叩くことになるのがなんだか微笑ましかったし
    友達と話して色々気づけたようではあったが。

    リュウと航平、千葉さんと太一の会話はそれぞれ良かったのに
    結局会社まで来て距離を置きたいと言ってしまう航平、
    それに戸惑う太一で終わってしまうのがしんどい。

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    投稿日:2024.02.24

  • ここP

    ここP

    このレビューはネタバレを含みます

    6〜10話

    本当に千葉さんの教育方針が素晴らしい。
    そしてすれ違う太一と航平。わかるよ航平、わかるけどそうじゃないんだ。。。辛い。
    すれ違いはあれど、2人でデート。太一の唇のソース指で拭いてそのあと舐める航平1000点満点ですね。

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    投稿日:2020.05.27

  • ぎょうざ

    ぎょうざ

    このレビューはネタバレを含みます

    いつも読んだ後に考えさせられるこのシリーズ。
    今回も太一と航平のすれ違い。

    太一は航平との出会いを通して視野も広がり、航平たちのような人の〝ために〟という気持ちと自分のしたい事としていまの職業を選んですごくやりがいを感じているけど、航平にとっては自分の〝せいで〟と感じている。
    航平は自分のハンデのせいで相手を不快にさせたり傷つけたくないから必要以上に気を使ったり過保護になり、太一ともめたり。

    お互いがお互いのためを思って思いやりで接していることがすれ違ってしまっていて焦ったいしとても切ない。
    この二人意外の場面でも相手のためにと思ってしていることが相手の負担になっていないか、自分の行動も振り返る機会になりました…

    次巻では誤解とすれ違いが解消してくれますように!

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    投稿日:2020.03.12

  • 夢色

    夢色

    【あらすじ】
    難聴を患い周囲と距離を置くようになってしまった大学生の航平は、 底抜けに明るい同級生の太一と出会い、 少しずつ変わっていく。そして、両思いになったふたり……。 リミット編では、自分のやりたいことを見つけ社会人になった太一と、 学生生活を送る航平の新生活がスタート。 しかし、想い合うほど二人の気持ちはすれ違っていき――。

    【感想】

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    投稿日:2019.03.21

  • ちびねこ

    ちびねこ

    このレビューはネタバレを含みます

    すれ違いのまま。でも周りのキャラの話も掘り下げてて読み応えありました。
    『デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士』という小説を読んで手話の奥深さに触れていたのでリュウのお兄さんの話はちょっと違う角度で読めた。

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    投稿日:2019.03.12

  • junjunbl

    junjunbl

    このレビューはネタバレを含みます

    自分は、聴覚障碍についてあまりにも無知なので、聴覚障碍のある方が普段どんな事で困っているのか、どんな苦労をなさっているのか、この漫画を読んで初めて知る事がたくさんあります。
    そういった機会を与えてくれたことに本当に感謝しています。

    今回も、「聴こえる人と聴こえない人が、どう関わって生きていくべきなのか」ということを非常に考えさせられました。
    航平と太一の恋愛関係だけでなく、ヤスとマヤ、千葉さんとリュウ君(兄弟)、航平と母親(親子)、犀さんと昔の彼女など、様々な関わりが描かれて、聴覚障碍に対して偏見を持って接してくる人や、利用しようとする人、健聴者には分からないだろうと手話でバカにしてくる人...他にも色んな人が出てきます。
    これだけ沢山登場人物が出てくるBLも珍しいのかなと思います。

    好きな人を笑顔にしたい、力になりたいと思う太一と、太一の負担になりたくないと距離を置こうとする航平。
    お互いに想いあってるからこそ生まれるすれ違いが、とても切なかったです。

    リュウ君の言うように、分けて生きる方が楽なのかもしれないけれど、太一のように歩み寄る努力をすることが間違いだとは思わない。
    私にもまだ答えは分かりせんが、二人がどんな答えを出すのか、見届けると共に、太一のように、私も周りの人に優しくしたいと思いました。

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    投稿日:2019.01.15

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