【感想】【電子限定おまけ付き】 御曹司の身代わり恋人始めます 【イラスト付き】

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▼あらすじ
大学卒業後に入った会社で挫折、今は自分探しをしつつ恋人代行会社で事務的なバイトをしている嗣巳。そこへ現れた身なりのいいイケメン・御堂を見て、恋人なんていくらでもいそうなのにと嗣巳は訝しがる。代行会社の規則を破って、女性を選びたい。金なら払うという御堂の横柄な態度にカチンときた嗣巳は「他をあたってください」と突き放すと、唐突に「君が恋人役になってくれ」と矛を向けられてビックリ。
だが高額なバイト料を提示され、貧乏な嗣巳はついうなずいてしまった。あれよあれよと言う間に女装までさせられて、ついでに同居も持ちかけられる嗣巳の明日はどっちだ!?

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ストーリーの完全度：低い
トーン：あまあま・ほのぼの
エロ度：普通
萌え度：低い
総合評価：★2.5

(※以下、辛口レビューになります)
麻々原絵里依先生のイラストに惹かれて購入しましたが、こんなにつまらない作品を読んだのは久しぶりです(笑)
とにかくお話が薄っぺら過ぎる。地の文も後半にかけてどんどん短くなっていき、小説というより台本か何かを読んでいるような気分でした。(特にエロシーンは酷かった^^;)

そもそも攻めが理解不能過ぎてね…。受けを恋人役に指名した理由が腹いせって何？店で会った時の受けの態度が悪かったからって言うけど、別に態度悪くないし駄目だって言ってるのにしつこく食い下がって困らせてたのはどこのどいつだよっていう。
受けを指名したのは緊急事態だったからだとばかり思っていたので、攻めのこの幼稚な考えにはがっくりきました。

同居の提案も不自然に感じたし、同居後の生活はもっと意味不明で。攻めの母親の前でボロが出ないようにする為の同居なのに攻めも受けもお互いを知ろうとする努力を全くせず、本当にただ一緒に暮らしてるだけ。一体何がしたいの？と。
受けも報酬が出る以上、仕事なんだから自分からもっと踏み込んでいけよ…攻めの母親に突っ込んだ質問されたらどうするんだよ…と思わずはいられませんでした。

そしていつの間にか受けに好意を抱いてる攻め(笑)
攻めが何故受けに惚れたのか、全く、これっぽっちも理解できませんでした。落ちるの早過ぎでしょ…。
受けにいきなりキスして拒絶されてるのに翌日も顔を会わせるなり突然キスして軽く引いたし(ここは普通、謝ったり反省したりするよね？)、初Ｈのシーンは受けがめちゃくちゃ痛がってるのに攻めが強行突破して余計に萎えたし、どちらかといえば受けよりも攻めの行動や言動に萎える事の多い作品でした。

それでも半分くらいはちゃんと読んでいたのですが、あまりにもお粗末な点が目立つので読書欲がどんどん低下し、途中から流し読みになってしまいました。
一応、最後まで目“だけ”は通しましたが心の底から良かったと思えるのは麻々原絵里依先生のイラストくらいで、最近読んだ作品の中でダントツ底が浅い作品でした。もう二度と読み返す事はないでしょう。

伊郷ルウ先生の作品を読むのはこれで4冊目になるのですが、過去に読んだ作品も似たような評価なのでおそらく私には合わない作家さんなのだと思います。この作品を読んで自覚したので、次からはどんなに表紙が良くても安易に手を出さないようにします…。ある意味、良い勉強になりました(-_-;)

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結局女装は一回だったwレンタル彼女、かーらーの、本当に好きになっちゃった！な王道っちゃ王道。安心して読んでられる。

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