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井上荒野 / 文春文庫 (20件のレビュー)
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総合評価:
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彩海本
父親が母親に殺される。 そこからスタートする家族の話。 なんだかな、ブラックジョークのやりとりのような家族たちの生活がとっても魅了されます。笑 え?そっち? え?なにそれ。 え?そんなんあり?… みたいなやりとりを、案外みんな淡々と受け入れて過ごしていく。 特に、謎にモテるお父さんの浮気。笑 すっごい憎くて殺されたわけでもない。 そんなお父さん、案外幸せだったのかもしれないし、それはそれでお父さん恨まない気もするな。 なんか書いてること以外の本の裏側の背景がしっとりと読者を包み込んでいって、なんとも言えない気持ちにされる一冊。 すっごい心を動かされるわけでもないのに、ついつい止まらなくなるし、この家族のやりとりから目が離せない。 #ママがやった #井上荒野 #面白かった #飛行機で読みきった #夢中 #不思議な魅力の家族 #止まらない #他も読みたくなった #★★★★ #気になる作家 続きを読む
投稿日:2024.01.30
Kazuko Ohta
このボリュームですし、「ママ」と呼ばれるにふさわしそうな若い母親が何かやらかす軽めのイヤミスかと思って読み始めました。予想は冒頭で裏切られます。 傘寿を迎えようかという居酒屋の女将が、7歳下のモテモ…テ亭主を殺す。母親から電話を受けた娘や息子が大集合。各々の人生が語られる章仕立てで、池上冬樹の解説どおり、まさしく純文学の世界。 もしも井上荒野をお読みになったことがなくても、角田光代がお好きならハマると思います。ここまで耐えてなぜ殺す。ここまで耐えたから殺したか。女にだらしない人は睡眠中も気をつけましょう(笑)。続きを読む
投稿日:2022.03.24
Novmay
一見何も思ってないようにふつうに生活している人たちも、彼らなりの考えとか思いを持って生活してるんだよなあ
投稿日:2021.11.03
みー
さほど現実離れしていない設定で誰もが道をふみはずす可能性を秘めている。狂気の家族。先が気になって割と問題なく読み進めることが出来ました。
投稿日:2021.06.27
gattolove
ママがやった…なにを? 誰のママ? あらすじも知らずに読み出した。 小さな初老の女が営む居酒屋。 女癖の悪い7才年下の夫を、殺ってしまったママの息子の目から、ママから、殺された夫から、過去の出来事が短…編風に書かれていく。 夫の女癖など、もう見限っていたママは、どこで切れてしまったのか? 女心って、こんなものなのかな〜続きを読む
投稿日:2021.05.19
andlow
79歳の母親が、浮気が絶えない72歳の父親を殺した。母親と3人の子供たちは、さてどうしようと家族会議。 70過ぎても愛人がいる父親がすげえと思ってしまう。 その時父親は「推理小説家ごっこ」をしていた…のではないか。続きを読む
投稿日:2021.04.18
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