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京極夏彦 / 角川文庫 (14件のレビュー)
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帆掛船
2019/3/3読了 内容は、結構おバカなようでいても、多様性、寛容さの問題を突いているようにも思えて、意外に深い話なのかも? 実在人物多数登場+キャラクターも多数登場(貞子の登場シーンは笑った笑った………)で映像化したくても版権とかの問題で不可能だろうなぁ、と思ったり。続きを読む
投稿日:2023.10.08
花嵐
この話の中には馬鹿がいっぱい出てくる。右を見ても左を見ても馬鹿という有り様。もう馬鹿ばっかり。でもこの馬鹿はかっこいい馬鹿なのだ。素敵な馬鹿なのだ。余裕のある馬鹿なのだ。余裕があるからこそ馬鹿なのだ。…特に妖怪馬鹿がいっぱい出てくる。もううようよと出てくる。そうして京極版妖怪大戦争になるのだが、そこは馬鹿だから一筋縄ではいかない。馬鹿には馬鹿らしい馬鹿馬鹿しいオチがある。けれどもここでいう馬鹿とは良い意味での馬鹿なのだ。続きを読む
投稿日:2021.08.04
mktr
京極夏彦史上最長だという大長編。やはりこれは紙で、それも合本版で読まないとダメでしょう。あまり妖怪も知らないし、実名小説なのに知っている名前が少なかったけれど、十分楽しめた。基本的にはお馬鹿な話なので…なかなか笑える。作中の小ネタがわかる人なら余計面白いのかも(これだけ膨大なネタがあればいくつかは引っかかるだろうが)。ラスト付近のまさに妖怪大戦争な部分の盛り上がりは最高。著者インタビューがネット上に2本掲載されているのでこちらも必読。映画の妖怪大戦争の方も観てみたくなった。続きを読む
投稿日:2021.04.04
Timmy
内輪ネタ、大いに結構! 大好きな平山夢明先生と京極先生の掛け合いが、まさか京極先生本人の作品で読めるとは……w 全体的なノリが最高に軽妙。
投稿日:2021.03.13
夏日
メタメタ面白かった。妖怪オールスター感謝祭です。読み進めるとどんどん自分も莫迦になるような巫山戯ているのか真面目なのか、虚なのか実なのか、とてもエンターテインメントでロマンが詰まった作品でした。ラスト…が最高です。 手首が痛くても読む価値があります。続きを読む
投稿日:2020.06.15
ますたぁ
日本から霊などがいなくなり、妖怪が人々の目に見えるようになるお話 「この世に不思議な事など何もない」と言い、実物の妖怪を出してこなかった京極夏彦がとうとう人の目に見える形で妖怪を登場させるというのに驚…く 豆富小僧は妖怪として登場してたけど、そんな概念としての存在ではなく、デジタルデータすら書き換えて映像記録にも残る 妖怪が見えるようになるカラクリに関してはキーアイテムの存在こそフィクションだけど、理屈としてはまぁ妥当なものなのかな? ただまぁ、最後まで読めばいつも通りなんだけどね やってくれるぜ京極…… 作家さん達が実際の名前で登場するし、妖怪だけでなくフィクションのキャラクターが色々出てくるので、版権的に忠実な映像化は絶対に無理ではなかろうか こんだけ分厚いのの殆どはバカな会話 一般人にはわからない細かいネタが散りばめられているんだろうけど、僕レベルでは10分の1もわかってないんだろうな そんなバカな会話が繰り広げられているのにもストーリー上の理由があるようだけど、やはり冗長だよなぁ 豆富小僧が出てきたあたりで、「実は豆富小僧の続編?」とか思ったけど違った 榎木津礼二郎が叔父とかって設定のようだけど 木場の方も架空のキャラなのか?実在の人? 毎日少しずつ読み進めて、終わるのに10日かかった 普通の本の4、5冊分はあるなぁ 他にもまだ読んでない京極の本が棚にあるけど、しばらくはお休みしとこうかな続きを読む
投稿日:2019.10.17
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