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ティム・スペクター, 熊谷玲美 / 白揚社 (9件のレビュー)
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skmths
生活の考え方を根本的に変えた本。人によって千差万別であることは前提に、腸内細菌がまるで土壌のように多様性豊かであること、そのために加工されていない様々な食品を食べたり、間欠的な食習慣が有効であることは…、カラダに対する見方をとても変えてくれた。続きを読む
投稿日:2023.11.18
かなぺ@育休中
ダイエットのために読みました。 マイクロバイオーム(腸内細菌)を軸に様々な栄養素や食品が身体に及ぼす影響をまとめてあります。 多数の人間で実験されたことを根拠に書かれていることが多いので、信憑性はあり…そうです。 腸内細菌は食べ物の消化吸収を助けてくれるだけでなく、体全体に影響を及ぼしている。そしてその腸内細菌には個人差があるため、「○○を食べて痩せました!」的なSNS等の報告は、その人には合っていただけで、自分には合わないかもしれない。ダイエットには答えがない。といったことが分かりました。 ただ、腸内細菌にとっていいことは書いてあったので、それを一つひとつ試してみて、自分の腸内細菌が喜ぶエサ(食品、栄養素)は何かを探っていこうと思います。 自分の腸で共に生きる腸内細菌たちを大切にしていこうと思える本でした。 続きを読む
投稿日:2021.07.30
Yuhi Nakazawa
例えば、糖質ゼロダイエット。 例えば、キャベツダイエットやリンゴダイエットなど、特定の食材だけ食べるとか、あるいは食べないというダイエット。 世の中には何百、何千といった数のダイエット法が蔓延している…。 この『ダイエットの科学』、乱立するダイエット法や“健康そう”で“素晴らしい”健康食品に警鐘を鳴らすことから始まる。 そこまでは比較的良く見受けられる“現代の食に対する啓蒙本とさして変わらない。 ただこの本の面白いところは、様々なダイエット法、そして油やお酒など、一般的に“悪”とされている食材を切り口に、腸内細菌に焦点を当てて論じているところ。 この本を読めば「太りやすいって聞くし、この食材は食べない!」とか「〜さんが痩せるって言ってたから私もこの方法を試す!」と言った考え方がいかに短絡的かが分かる。 たとえこの本の中から明日から使えるダイエット法が見つからなかったとしても、そういった短絡的な思考から解放されることは保証します。 食べたものが自分の体にどのように作用していたのか、とか、自分の腸内細菌の状態は唯一無二のもので、「この成分を取れば体に良い」というのは文字通り個人差があることとか、食に対してもっと真摯に取り組めるようになるのではないかと。 文庫本に比べて文量、内容的に少し読み応えがありますが、いつもトピックを読んでくださっている皆さんにおすすめの本です。 気になった方は是非。 続きを読む
投稿日:2019.09.09
shohei0308
シリコンバレー式食事〜を読んでから、腸内細菌のことを知りたくて買ってみた。 一つ一つダイエットの神話解体していくという作業は、結構面白い。
投稿日:2017.09.17
mishuranman
巻末の脚注?用語集?が一番役に立ったか。エビデンスに基づくもの、というと結構少ないのね。腸内微生物相の多様性が大事で、発酵食品は多いほうがいい。カロリー減らすのも運動もまあ、体重減に効果があるといって…もそれほどでもない。食品の加工度は低いほうがいい。総脂質は減らすために加工度が上がるなら減らさなくていい。腸内細菌叢はそれほど変わるものではないが、変わらないわけではない。ビタミンサプリメントは腸内細菌叢に影響があるようだからあまり薦められない。抗生物質はなるべく使わない。使ったら発酵食品を取り直す。 摂取する食品の種類を増やす。食物繊維とポリフェノールを増やす。加工食品と肉の過剰摂取を避ける。発酵食品をとる。食事の多様性を増やす。液体由来のカロリーを減らす(ジュースなど)。菓子とスナックからの摂取カロリーも減らす。ホルミシス。衛生をあまり徹底しようとしない。続きを読む
投稿日:2017.09.09
tagutti
<目次> はじめに 第1章 ダイエットという神話 第2章 微生物~ダイエットとマイクロバイオーム 第3章 カロリー~運動で本当に痩せられるのか? 第4章 総脂質~体に良い脂肪、悪い脂肪 第5章… 飽和脂肪酸~乳製品のすすめ 第6章 不飽和脂肪酸~オリーブオイル、そのほか地中海式食事 第7章 トランス脂肪酸~ジャンクフードの恐るべき真実 第8章 動物性タンパク質~肉と魚と旧石器時代 第9章 非動物性タンパク質~豆、海藻、キノコ 第10章 乳製品由来のタンパク質~「牛乳を飲めば大きくなる」は本当か? 第11章 糖類~あらゆるところに忍び寄る砂糖の影 第12章 糖質(糖類以外)~スーパーフードに騙されるな 第13章 食物繊維~」プレバイオティクスという新しい科学 第14章 人工甘味料および保存料~ダイエット飲料の甘くない真実 第15章 カフェイン~コーヒーとチョコレートの誘惑 第16章 アルコール~百薬の長か、万病の元か 第17章 ビタミン~サプリメントを買う前に 第18章 抗生物質~腸内細菌の殺戮兵器 第19章 ナッツ~食品とアレルギー 第20章 賞味期限~捨てられていく大量の食品 第21章 騙されないためのチェックポイント <内容> イギリス人医師の書いた厚い本だが、割とサクサク読める。タイトルは「ダイエットの科学」だが、原題の直訳は「ダイエットの神話」。要するに、ダイエットというかアレルギーから体調不良まで、腸内細菌が原因(というフレーズでは語弊がある。キーポイントとすべきか)で、かといって腸内細菌は多種多様で人それぞれのレベルらしい。近年は自分の”うんこ”から腸内細菌検査ができるらしいので、自分の腸内細菌の傾向をつかみ、いい腸内細菌を培養できるような食物(食物繊維、乳製品、不飽和脂肪酸=オリーブオイルなど)を食べることで、体調を整えれば、自然と体重は落ち、健康な生活ができるということらしい。加工食品(トランス脂肪酸を含む)やダイエット飲料などの人工甘味料は最悪。抗生物質のとりすぎは腸内細菌を殺してしまうので、局所的に(あと、帝王切開も親の腸内細菌を伝授できないのでダメらしい)使うべき。B'Zの歌じゃないが、「無菌状態に慣れすぎ」では、太り、内臓疾患の可能性も増大し、早死にしちゃうということらしい。続きを読む
投稿日:2017.08.19
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