【感想】アルゴリズム取引の正体

初心者向けにアルゴリズムの概要と仮想の板を使った具体例が豊富でわかりやすかった。個人投資家とか機関投資家での戦略の違いなどにも言及していたので参考になった

アルゴリズム取引の正体などと強いタイトルがついているがその実態はアルゴリズム取引の基本的な手法やリスクの種類、取引ルールなどをつらつらと説明しているだけの本である。目玉と思われるHFTについてはあまり…詳しく説明がなく、現在の実態を主眼に説明していて、アルゴリズムの内容に関しては踏み込んでいない。同様に機械学習を用いた手法やその他のアルゴリズム取引についても詳しいアルゴリズムについては書かれておらず、概要の説明のみにとどまっている。
しかし、金融機関に勤めている人には常識的なことが多かったのかもしれないが、個人的には知らないことが多くとても読んでいて面白かった。特に、市場のメカニズムから生じるリスク・コストの種類分けを行い、それらを最小化するというアプローチでそれぞれの方法が説明されるので理解しやすかった。というか、よく考えればアルゴリズムを考えるのはトレーダーの仕事なのでこの本で説明されてもしようがないとは思う。ただ、タイトルは強すぎる。続きを読む

これからフィンテックやシステムトレーディングなどを手がけようとしている金融機関の人向けに書かれているようでした。よって、技術的なことは知らなくてもすぐに読んで理解できる。
AIによるトレーディングやH…FTなどが、何か得体の知れないものとしてネガティブに語られることが多いですが、内容をある程度知って煽られないようにしておくことも大事だと思います。続きを読む

最近フロントランニングで盛り上がってますが、自分がどの市場でどんな人達と取引してるのか周りを見たほうが良いですよ。
この本、HFTやフロントランニングについても書いてあるので深く知りたい方はぜひ。

献本いただいたのを読みました。
色んなアルゴリズム取引について少しはわかったような気もしましたが、実際にはほとんど縁がないので、今ひとつピンとこないところもありました。