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茅原郁生 / PHP新書 (3件のレビュー)
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総合評価:
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たけ坊
他の自衛官が書いた本とはなんとなく違うと感じるのは研究者としての期間が長かったからだろうか。 人民解放軍の建軍の経緯、今まで関わってきた戦争と治安維持(朝鮮戦争、中印戦争、中ソ戦争、中越戦争、文革、チ…ベットやウイグルへの侵攻)、鄧小平らの近代化、習近平による軍事戦略の刷新、反腐敗闘争、三段階の軍事改革(軍種主健、軍委管総、軍区→戦区)、経済新常態下の国防費と兵力削減などなど、人民解放軍について様々な面から理解を深めることができる。続きを読む
投稿日:2020.08.21
モゲラ
元防研チャイナウォッチャーによる、人民解放軍の改革の歴史と最新状況。 ややもどかしい書き方の部分もあるが、全体的に一研究対象として冷静に中国人民解放軍について書かれており、概観を掴むにはよいかと。
投稿日:2019.07.29
うみ
このレビューはネタバレを含みます
人民解放軍の誕生から、鄧小平の改革を通じ、今回習近平が行っている軍事改革について述べている第8章までは☆5なのだが、そこからが… 中国独自の宇宙ステーションを「宇宙の戦力化」と再三述べてしまうとか…「宇宙の戦力化」と言うべきなのは、人民解放軍が一貫して開発・運用に関与している衛星打ち上げ能力の方なのでは? そして、一番酷いのが、一番大事な終章の〆の文章。 「一帯一路には日本の利益に通じる部分もある」とか言い出しちゃう始末。第10章で批判したことは覚えていない様だ。「おわりに」によれば、長きにわたる中国研究者生活における最後の著書になるらしいが、最後の著書の最後の文章が、中国に取り込まれている事を明確に表して終わりというのは、今までの研究とはなんだったのだろう?と思ってしまう。
投稿日:2019.04.13
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