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水無月さらら, 野木薫 / プラチナ文庫 (3件のレビュー)
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lovenovels
生きづらそうだなぁ。というのが圭太を見た最初の感想。自分のリズムを崩さずに過ごすのは大変だから。 添い寝する友達なんて、ちょっと怪しい...。と思えてしまうけど、圭太と麻里にはお互いが必要だったんだろ…うと思った。 イレギュラーなことが苦手な圭太と好奇心だらけの玄一郎。玄一郎と出会って、少しずつ変わっていく圭太を応援したくなった。続きを読む
投稿日:2019.07.13
megumi33
このレビューはネタバレを含みます
何というか、圧倒されました。 でも、圧倒されただけというのとも、違うような気がします。 「添い寝する友達ソイトモ」の麻里のピンチヒッターとして訪ねてきた玄一郎と放射線技師の圭太の予期せぬ出逢いは、やがて男同士の恋愛という形に発展してゆき-。 「添い寝友達」というのは、以前、ネットで現実として存在する「仕事」だと聞いたことがあります。もっとも、このお話の場合は仕事ではなく、無償のものですが、、、 なので、この小説の設定も違和感なく受け止められました。 圭太は軽いコミュニケーション障害傾向があるようで、他人からも誤解されやすい青年、幼児期に虐待されたという経歴も含めてソイトモの麻里が彼をよく理解しています。 先ほど、圧倒されたと書きましたが、作品そのものは淡々と主役の二人の出逢い、ソイトモという関係を通して徐々に恋愛に発展してゆくプロセスを描いています。 便利で価値観も多様化した現代社会ならではの複雑な闇-、根底に潜む落とし穴のような闇をも感じました。 孤独に囚われそうになっている二人の男性、かたやイケメンで元芸能人で、複数の企業を経営するCEO、対する方は寡黙な放射線技師。立場は違えども、それぞれに心に闇を抱えるからこそ、より惹かれ合ったのかもしれません。 淡々と進む話でありながら、自然かつ丹念に描写された心理・情景描写はリアリティがあり、それが迫力となっているのでないでしょうか。 また、圭太と玄一郎の橋渡し的な存在として、助産師の麻里という若い女性の存在が光っていました。 余談ですが、この女性を主人公にしたお話も読んでみたいとさえ思うほど、脇役ながら存在感のあるキャラです。後は圭太に必要以上に「ちょっかいをかける」同じ病院勤務で同級生の医師池田も、ちょい役ながら物語りに奥行きを与える役所にひと味買っていました。 もう少し、この池田医師が圭太と拘わってくるのかな、拘わってきても良かったのかなという気がしないでもないですが、、、 まさに、複雑な闇を抱える現代に生きる若者を見事に活写した作品であると思います。 最初はあまり期待せずに読み始めたら、すぐに引き込まれ、抑えた表現で人物を鮮やかに浮き彫りにするその手腕に魅了されました。 BLといえば、ファンタジー、アラブものしか読まないので、余計にこの作品が際だっているように思えます。
投稿日:2019.02.21
hitsujimaru
放射線技師さんが主人公なのに惹かれて買ってみました。 仕事はそこそこ優秀なのに、何て言うか、「閉じてる」人で、淡々としてる。こういう人が恋に落ちてく感じが好き。
投稿日:2019.01.16
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