新刊・予約
ランキング
セール
特集・キャンペーン
ジャンル一覧
詳細検索
0
戸塚七郎 / 岩波文庫 (15件のレビュー)
レビューを書く
総合評価:
"powered by"
ゆうたろう
雑多な言葉が溢れる現代にこそ読むべきギリシャの古典的名著。 言葉を扱うには技術力を要する。それが政治家、言論家、文筆家など、言語を自らのプレイグラウンドとしておく者なら習熟しておくべき基本的テクニック…が記されている。 ネットを通じて誰でも自分の言説を広められる今にこそ、アリストテレスの言葉に注意を向けるべき。 ホメロスの文章には改めて舌を巻いた。 くどい表現に陥らず、直喩や暗喩を駆使して高級な語りを行う。 無生物を生あるものに転換する力が比喩というアリストテレスの意見には百回ぐらい納得した。続きを読む
投稿日:2024.02.11
gakudaiprof
武田の武器としての哲学の推薦本である。他の哲学書に比べると訳が平易でわかりやすい。ありとあらゆることが書かれており、いわゆる米国流のコミュニケーションであり、日本のコミュニケーション術の本である。
投稿日:2023.07.12
まさのり
とても読むのに苦労しました。。。 弁論術が人生の成功の鍵を握っていたギリシャ時代に書かれたノウハウ本ですが、弁論術は、現代においても、とても必要なスキルだと思いました。 ただ、今の私には難し過ぎました…(汗) ぜひぜひチャレンジして、読んでみてください。続きを読む
投稿日:2022.04.27
morizo1000
2022/3/22 ・民主政ギリシャ下で、裁判での告発と弁護、議会での勧告、演説を効果的に行うために弁論術が発達した。欧米人のディベート好きの下地と思われる ・人が説得されるのは信頼に足る人柄エトス、…聞き手の感情パトス、論理ロゴスの3つによる。信頼されるには思慮深さ、誠実さ(品性)、味方であること(好意)の3つが必要。感情は特に裁判での意思決定と行動させるために必要、特に距離が遠く行動が見込めないことをさせるためには必要 ・民主政を籤によって支配職を分け合う国制としている点が興味深い。選挙による参加はやはり間接的過ぎて、一般市民が司法、行政、立法に直接的に関わる、ただし一度に全員は無理だから籤で輪番でするのが原始的な民主政。ギリシャとその後継の都市国家では祭司職含め行政職を籤によって一定任期で務めていった ・弁証術のロジック以外に表現方法にも言及し、修辞学レトリックの嚆矢となった ・ファクトベースでなく、蓋然性、状況証拠をもとにした弁論術である点が、実用的でなく現在には通用しない点。続きを読む
投稿日:2022.03.23
藤沢清人
このレビューはネタバレを含みます
[要約] 本書は、アリストテレス(前384-前322)による成功する弁論術の方法論を著したものである。 アリストテレスは、弁論術を「どんな場合でもそのそれぞれについて可能な説得の方法を見つけ出す能力」と定義し、「その成功の要因をつぶさに観察し方法化することで、<技術>にすることができる」と論じた。 彼の主張は後世の弁論術や大学の自由七科の一つである修辞学の発展に多大な影響を与えた。 (※書籍の要約を一部引用。)
投稿日:2021.09.20
ikuodanaka
弁論術を否定するのではなく技術として捉え、体系的にまとめられた古典。 プラトンが否定した弁論術とアリストテレスが展開する弁論術とは一致しない。 説得を主眼におき、「人の心」が詳細に類型化されている。… 富や血統といった気質的なもの、 怒りや穏やかさ、妬みといった感情。 そしてその心を動かすためのテクニックとしての弁論術。 比喩や譬えを巧みに織り交ぜること、冗談やまじめさの適用。 2500年経った今でも「言葉をどのように扱い説得するか」という本質が色褪せないことに驚く。 高度に情報化されデータドリブンな意思決定が可能になった現代であっても、個人の認知フレームには偏りがある。 それ故、データをそのまま提示したところで受け取り方は十人十色、意見をまとめあげ説得していくにはやはり弁論術のようなものが有効だろう。 人間の本質はそう簡単に変わらないということか。続きを読む
投稿日:2019.08.13
ポイントが追加されました。ポイント明細ページからご確認いただけます。
クーポンコードの形式が正しくありません。半角英数12桁で入力してください。
エラー(エラーコード: )
本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック
スマートフォンの場合
パソコンの場合
このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?
ご協力ありがとうございました 参考にさせていただきます。
レビューを削除してもよろしいですか? 削除すると元に戻すことはできません。