【感想】奇譚蒐集録―弔い少女の鎮魂歌―(新潮文庫nex)

清水朔 / 新潮文庫nex
(27件のレビュー)

総合評価:

平均 3.9
8
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ブクログレビュー

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  • 27

    27

    このレビューはネタバレを含みます

    作られたとはいえ植え付けられた恐怖はどうしようもない。抗えない。
    時間が経って真実に気が付いても根付いたものを変えるのは難しい。証拠が無いから尚更。

    祓い屋の終わり方は悲しいけれど残った御骨子達は助かってよかった。

    廣章先生みたいな頭のいい人は憧れる。

    根神さまは優しい。
    祓い屋から完全に助けれないから手の届く範囲で手助けをしていた。
    全部終わった後も引き取って、異国にも一緒に行って。

    アザカが恵島にいたのは偶然だけではないのか。

    実験の為に使われた島。作られた伝承と呪い。
    御骨子が不憫。
    アザカがいてよかった。廣章先生が来てよかった。
    全員は救えなかった、間に合わなかったけど、呪いが無くなってよかった。

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    投稿日:2024.02.23

  • minbook

    minbook

    このレビューはネタバレを含みます

    大好物の民俗学ミステリということで、期待して読み始めましたが、久しぶりに一気読みしました。ちゃんと?人外的なモノも登場しますが、何より一番怖いのは生きている人間、というところがしっかり出ていて切なくなりました。シリーズ続いているので楽しみです。

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    投稿日:2024.02.01

  • 春の夢うつつ(YOC)/読書

    春の夢うつつ(YOC)/読書

    好きなシリーズの1巻
    11月末発行の第3巻に備えて再読復習
    匂いや温度まで伝わるような
    土を感じる(全力の称賛)民俗学ミステリ
    地域に根ざした風習の細かい描写と
    畏怖や思いが幻想的なのにリアリティを持って迫り
    物語の世界に取り込まれてしまう
    続きを読む

    投稿日:2023.11.30

  • カピバラかえる

    カピバラかえる

    清水朔さんの作品が面白かったので、この作品も手に取ったのだが、序盤、方言と大正時代の背景が少し難しい印象。葬礼部分が想像しただけでゾワゾワ気味悪く、こわい。終盤に近づくにつれ、だんだんと物語に惹き込まれ、読む手が止まらなかった。謎が解き明かされたのが、切なく悲しい。結果アザカはこれで幸せだったのかな?そうであってほしい。続きを読む

    投稿日:2023.10.18

  • モモマサ

    モモマサ

    新たなミステリーの書き手発見!

    いや〜切なかった。こうするしかないけど、切なかったね。

    これからの奇譚蒐集録が気になるし、どんどん書いてほしいです。

    鬼はやはりいるんだよ。

    ぜひ〜

    投稿日:2023.05.20

  • 1851206番目の読書家

    1851206番目の読書家

    私の大好きな,因習のある島や村に行って,その謎を解決する系の話。三津田信三さん好きな方は絶対好きだと思います。
    がっつり心掴まれました,シリーズ化しているので,どんどん出版されるのを待っています。

    投稿日:2023.04.26

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