青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない

鴨志田一, 溝口ケージ / 電撃文庫
(3件のレビュー)

総合評価:

平均 4.7
2
1
0
0
0

ブクログレビュー

"powered by"

  • 中井イリア

    中井イリア

    鴨志田一先生の「青春ブタ野郎シリーズ」の第9巻です。2018年10月~12月にTVアニメが放送。青春ブタ野郎こと梓川咲太と思春期症候群を発症したヒロインの関係を描いた青春SF作品です。いつも皆のために一生懸命だった咲太のための物語です。今までバラバラだった梓川家もこれで幸せにと思ったのにまさかの展開でした。でも麻衣さんの愛によってなんとか乗り越えられました。本当に良かった。これにて第1部の高校生編は本当に終了。そして第2部の大学生編へ。いきなり修羅場に突入しそうだけど大丈夫かな。続きを読む

    投稿日:2019.03.15

  • タカツテム

    タカツテム

    新章を開幕すると知った時、一体何の問題が残っているのかと疑問に思った。前の巻を読んでそういえば花楓の再登校問題が残っていたなと思いだし新章をやるだけの価値はあるなと思い直した。そしてこの巻を読んで咲太自身の家族問題がまだ残っていたじゃないかと驚かされた
    そして他にも問題は残っているようで。無理なく本作の世界を広げていく鴨志田先生の手法には心から感服してしまう

    どう見ても幼少の頃の麻衣にしか見えないランドセルガールに出会う所から始まるこの巻。そちらが話のメインになるかと思いきや、話は咲太の家族の問題を中心として展開する。
    ライトノベルなどでは主人公が一人暮らしなどをしている場合、親が全く登場しないことが多い。本作でも父親が多少登場することが有っても両親がきちんと登場しないのはラノベ作品だからかと勝手に思い込んでいた
    けれど、作中で咲太が思い知ったように親に頼れなくなった咲太は親が居なくても良いように、むしろそれを当たり前と感じられるくらいの生活を作ってしまったと言うだけだったのだろうね

    久々の母親との再会に揺れ緊張する花楓。それは自分が母親が倒れる原因となってしまったという後悔があるから。
    それに対して咲太は「お兄ちゃん」として見守る立場で接する。だからこそ自分自身が母親とどう対峙して良いのか、自分は母親が帰ってくることに対してどう思っているかという問題に向き合う機会を失ってしまう
    その結果が家族だけでなく世界から咲太が忘れられる思春期症候群に繋がってしまうのだからやるせない

    そして逃避の果てに辿り着いたあり得たかもしれない世界。本当に咲太の日常は花楓を助けることが出来るかどうかで変わってしまったのだろうな。
    その世界は辛い経験を沢山した咲太にとって都合の良すぎる世界。多少の気味の悪さが有ったとしても麻衣と付き合えている状況は変わらないのだから、別にその世界で生きていくことだって咲太は選べたはず
    そうしなかったのは自分の意志で前に進んだ少女たちを何人も見てきたから。その中には咲太が手助けした人達も含まれていて、そうやって他人は前に進めるようにしたのに自分は逃げていて良いのかと自問し、自分にとって辛い世界に戻り問題と向き合おうとする咲太の姿勢は本当に格好いい

    元の世界に戻ってきた後は麻衣に再会。あの婚姻届が再会のきっかけになるとは予想外。婚姻届が登場した時は「さくら荘の~」みたいに妙な展開になるかと危惧したけど、普通に良い感じの使われ方をしたな
    麻衣を相手に自分の心の苦しい思いを吐露した咲太。こういった咲太を慰めるのは翔子の役割のように思っていたけど、いつの間にか麻衣も咲太を支えられるだけの人間になっていたのか

    最後は自分の頑張りだけでなく、母の頑張りも認められた咲太。そして母からも世界からも再び見えるようになる。今回の一件を通してようやく離れ離れになっていた家族が再び一緒になれるのだと伝わってくるような描写に思わず感動してしまった
    相変わらず本シリーズは良い話を見せてくれる

    それにしてもあのランドセルガールの正体は何者なのだろう?単純に幼い頃の麻衣というわけではなく、麻衣が演じた役の投影のようだけどそれは何を意味しているのだろう?
    又、度々名前が登場する霧島透子とは何者なんだろうかと気になってしまう
    続きを読む

    投稿日:2018.12.30

  • Mu

    Mu

    今回の思春期症候群は咲太の番。
    そう言えば彼自身の思春期症候群は初めてだなあ。
    あんなに毎回毎回症候群に関わっているのに今までは全部巻き込まれていた(いや自分から突っ込んでいったのか・笑)からなあ。

    それだけに今回、当事者である咲太を救えるのは咲太自身ではなく、やっぱり麻衣さんなんだよね。
    それだけの結びつきを二人はしてきたのだし、彼女が知っていてくれさえいればいくらでも勇気が出てくる。
    うん、そう言うもんだよ。

    症候群的にはちょうど一巻の裏返しのように消える咲太と翔子さん編の平衡世界との組合わせ。
    でも、ランドセルガールについてはちょっとどうかなあ。
    咲太の解釈が合ってるのかどうか分からない。
    なんとなく神様的なものを感じてしまうのだけど……

    それにしてもまだまだ伏線一杯だなあ。
    咲太のお腹の傷が無くなったかどうか結局触れられてないし、霧島遠子の事も匂わされているだけだし、あまつさえ新キャラの登場だよ。
    今度は何が起こるのか興味津々。

    で、次巻から大学編だと?
    そうか、いよいよ咲太と麻衣さんの大人の交際が見られるのか。
    ぜひ朝チュン場面を期待してます(笑)
    なんにせよ、これからもつづきが楽しみ。
    続きを読む

    投稿日:2018.10.14

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

本棚の開き方(スマートフォン表示の場合)

画面左上にある「三」ボタンをクリック

サイドメニューが開いたら「(本棚アイコンの絵)」ボタンをクリック

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。