【感想】闘う君の唄を

中山 七里 / 朝日文庫
(56件のレビュー)

総合評価:

平均 3.7
10
19
24
2
0

ブクログレビュー

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  • masatora4

    masatora4

    前半は、主人公で保育園先生が、モンスターペアレンツからの様々な要望などに工夫して対応していく。
    後半は主人公の真の姿と目的が描かれる。最後は予想できた。

    投稿日:2024.03.17

  • さくら

    さくら

    お仕事小説?と思ったら、読んでいるうちにだんだん流れが変わってきた。
    渡瀬刑事が出てきてびっくり。
    ただ、幼稚園の様子、子供の成長具合がなんだかリアリティーに欠けている気がして納得いかず。
    年長あたりなら分かるけど、3歳児ではないかな。続きを読む

    投稿日:2024.01.23

  • みぃぱーる

    みぃぱーる

    このレビューはネタバレを含みます

    まさに解説にあったように新人幼稚園教諭のお仕事小説かと凛を応援しながら読んでいたら……さすが中山七里さん。
    16年前の事件の真相はなんとなく予想できたものの、驚いた箇所はしっかりあったし社会的なテーマも重厚で読めて良かったです。

    凛の過去、そして過去が知られてしまった時のシーンは読んでいて辛かった。
    しかし、自分も子どもがいるので保護者会の面々と同じ立場だったら果たしてどんな反応をしただろうと何度も考えた。
    16年前に起きた悲惨な事件の犯人の娘が、自分の子どもの先生として日々接している。
    その先生のことを日頃から良い先生だと思っていたとしても、手のひらを返してしまうだろうか…
    先生じゃなくても、隣に住んでいる人、職場の人、クラスメイト…
    実際に体験しないと分からないけど、正直自信はない…
    理想はその人自身を見つめること、行動や言動で考えること…なのか?
    でも家族背景もその人を形作る重要な要素だとも思うし…うーん…難しい…

    本当に、この作品を読んでいてもそうだけどSNSやネットで見かけるあれこれなどからも、人間は自分が正しいと自信を持っている時ほど凶悪になってしまうものなんだなと改めて感じた。あと安全な立ち位置にいる時。

    真相が明らかになったこの後、同僚の先生や保護者の人たちはどんな態度で凛先生と接するのだろう…
    星組の子どもたちがいればきっと凛先生は頑張れるんだろうけど、少しでも先生の心が軽くなればいいなと思う。

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    投稿日:2023.12.03

  • みなみ

    みなみ

    このレビューはネタバレを含みます

    前半は中山七里さんには珍しく仕事小説なのかと、驚きました。それでも凛先生の理想と現実に揉まれながらも、強い信念を持って子供に接していく様子に惹き込まれました。

    そして渡瀬刑事が登場したところでまた驚かされました。ここから更に話が展開していくのかと、中山七里さんの話の構成はすごいなぁと思います。

    途中の会話で御子柴礼司を思わせるところには思わずニヤッとしてしまいました。中山七里さんの作品はシリーズでなくても、見知った名前が出てくるので本当に面白いです。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2023.11.03

  • こてつ

    こてつ

    埼玉県の片田舎、神室町に幼稚園教諭として赴任してきた喜多嶋凛がモンスターペアレンツ相手に奮闘するお仕事小説!ん?中山七里さんがお仕事小説?珍しくない?と思いきや…違った!全然違った!
    中盤突然のどんでん返し!お仕事小説がミステリーに一変した!
    モンスターペアレンツと闘いながらも子供達とのやり取りにほのぼのな様相が一瞬にしてダークなものに変わっていく。
    ん?これはミステリー?…ならどーして前半のお仕事奮闘記が必要?このミステリーにはどーしてもこの前半が必要なのだ。
    必ずこの幼稚園教諭としての凛の奮闘振りが繋がっていくはず…と、後半に入ると読書のスピードが一気に加速!(やっぱりミステリー好きなんだなぁ…と思いながら)
    いや〜面白かった!
    こういう展開なんだ!どんでん返しは1回に終わらず後半にも…
    中山七里さん、面白いですね。
    些か幼児の行動や言動がリアルさを欠く部分もあるけれど、そこはもう、展開の面白さでカバー(笑)

    解説を参考に…まだ読んでいない「おやすみラフマニノフ」、シリーズ途中で頓挫してしまった「御子柴シリーズ」の再読を決意!

    積読本は永遠だ!
    続きを読む

    投稿日:2023.10.03

  • seechan

    seechan

    淡々とした文体のなかに、難しい単語が混じっていて読みやすいながらに勉強になる言い回しが多い。
    ストーリーも楽しい内容ではないものの、つらいながらに共感する部分が多く、私だったらどうするだろうかと考えながら読んでいた。ここまで使命感に燃えながらも厳しい人生、どうか幸せなことがあってほしい
    続きを読む

    投稿日:2023.09.18

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