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村崎久都, アトラス / 裏少年サンデー (1件のレビュー)
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まいつき
P5コミカライズ4巻。マダラメパレス攻略&祝勝会。真と明智登場。 号泣謝罪で幕を閉じた斑目改心。あれのモデルは丸わかりなのだけど、現実に起こったことだとは信じ難いよなぁ。過剰演出じゃない?と思われる…かも知れないけども、実際に起きたことなのです。あちらは改心というよりは、一所懸命やっているのだから可哀想な僕を責めないで、でしたが。 マダラメパレス攻略後の祝勝会で、ジョーカーの冤罪事件について語られます。正義とは何か、という問いかけになるのだけど、物語が進んだ先で、正義を執行できる力を持った時の危うさ、ということも考えさせるんだよなぁ。力を制御できるか否か。周りに煽られないことも大事。 先を知っているから余計に思うのですが、すぐに浮き浮きする竜司の危うさは感じますね。プレイ中も冷や冷やしてました。 登場時の印象が最悪な真。プレイヤーは、真の悩みを見ることができるけど、怪盗団の面々は、それを知ることはないわけで。生徒会長という優等生は、教師側・体制側にいるとされがちで、アナーキーな主人公たちとは共存しにくい。 ただ生徒会って、あんなに権限は持ってないと思うんですよ。自分の環境では、中高と公立だったからかな。私立だとまた違うの?ただ、権限持っているように見えて、実は学校側のパシリという側面も強い。中間管理職の辛いところ。P3の美鶴のような強烈な個性があれば別でしょうが。 自分のしていることが、誰かの言いなりになっているだけ、という感覚。それでも、真面目にこなさなきゃいけないという義務感。 もやもやするよなぁ。気持ちを吐き出せる場所・存在の、家族ですら安心できないという居場所のなさ。だから、喧嘩腰な態度の真です。 P5の敵は、立場が上の人間が下の人間を食い物にしてゆく構図。鴨志田も斑目もそうだったし、校長もそう。その構図は、段々に下へ下へ続いていくのが、ムカつくんだよなぁ。メメントスでの依頼も、そればかりだった記憶。 現実ではどうしようもない状況を、自分たちが秘密の力で救っているんだ、という成功体験。それは、竜司でなくても舞い上がってしまうか。 明智のいう、私刑でしかない、というのは正論。ただ、それをいうあなたのやっていることはなんなのよ、というブーメランは物語の後半で。続きを読む
投稿日:2021.09.28
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