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大和田秀樹 / 漫画ゴラク (1件のレビュー)
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総合評価:
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『黒犬』の優樹
正直なとこ、この(2)は感想を書くのを迷っていた。また、星も四つにしようか、と考えた その理由は、第18話「ノブナガ仕置」だ 大和田秀樹って漫画家のスタンスなら、このネタは外せなかったんだろう それに…関しちゃ、理解も示す ただ、ちょっと癪っつーか、癇に障っちまうっつーのか、まぁ、勘弁してほしいなぁ、とは思った 確かに、あの人は大人の男として、やっちゃいけない事はした 復帰が絶望的なのも承知している。今後、日の当たる世界に出てこない覚悟もあっての、脱退と引退だったんだろう だからこそ、そろそろ、ネタにするのは許してあげて欲しいな、そう、ファンとしちゃお願いしたいわけだ ぶっちゃけ、Yさんよりも、芸能界から去るべきは、安田大サーカスのクロちゃんだろうよ、と思っている私は あのゲス顔だけで、多くの女性が不快な気分となり、恐怖しているのか クロちゃんが芸能界にいられて、あの人は引退に追い込まれた、ほんと、カオスな業界だな 話が変な方向にズレるほど気に入らない回があったのに、何故、感想を書き、星も五つなのか シンプルに面白いからである、第18話に目を瞑っても良いほどに 勧善懲悪もしくは悪即斬なストーリーは勿論として、何よりも、織田信長って男の人間性がしっかりと引き出されている 魔王と言われる織田信長にも、息子の死を悼む父の顔もあり、時には迷える生徒にビシッと助言をかます教育者としての面も見せてくれる ここまで、織田信長の魅力を引き出せている作品は、重野なおき先生の『信長の忍び』、梶川卓郎先生の『信長のシェフ』、メインではないが主要キャラである、平野耕太先生の『ドリフターズ』かな 今後、どんな信長を見せてくれるのか、楽しみだ まぁ、信長に振り回されるのが、自分じゃなく、藤倉だからこそ、こういう事が言えちゃうんだろうが こんだけ酷い目に遭っているってのに、何だかんだで、逃げ出さないのは、信長の持つオーラに、藤倉が誰よりも惹かれているからかも知れない ただ、男として全く化けられないってのが、彼の残念なトコではある 信長ほど、カリスマ性がある男の傍にいるのに、童貞が卒業できてないのが、その証拠だ この(2)で印象的だったのは、第11話「ノブナガ上洛」だ 何の因果か、本能寺で死ぬはずだった己は未来に今、生きている だが、四百年前に、息子は自分の為に命を、明智光秀との戦の中で落とした 追い詰めたのは明智光秀だったとしても、息子が討ち死にする理由を作ってしまったのは、父である己 そんなやるせなさや悔しさ、ぶつけどころのない怒りが涙となって溢れている信長の背は、グッと来た 違う意味で印象的だったのが、第15話「ノブナガ静聴」だ 時の流れは残酷ってオチでも面白かったが、個人的には、アリナミンのおかげで、現代人の小雪さんが異常に若いまま、タイムスリップしてきた蘭丸さんだけが老いたパターンの方が良かったんじゃないかな、と思ったり この台詞を引用に選んだのは、織田信長らしい、と感じたので 日本史には、多くいる、自分の夢に生き、死んでいった英雄らが そんな英雄の中でも、やはり、一番にデカい夢を見て、その実現の為の努力をしていたのが、織田信長だ、と私は感じている 遥か遠くは見据えながらも、一夜の夢の面白さも蔑ろにせず、それにも全力だったからこそ、信長は今でも、多くの人の憧れになっているに違いない続きを読む
投稿日:2018.12.14
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