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玉岡かおる / 幻冬舎文庫 (3件のレビュー)
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小雪
戦前から戦後にかけて、「ウェディングドレス」を普及させるために奮闘した二人の女性の話。 老年の二人がカフェで待ち合わせして、昔を振り返る形で物語は進んでいく。 縫製系の学校で出会った二人が、戦争に巻き…込まれ、学校に通えなくなる。そこから戦争後、互いに違う場所で縫製学校を立ち上げて……窓子は結婚した夫の家がクソで……玖美はパリに留学したりして……みたいな、彼女ら二人が少女の時に出会い、互いがどう人生を過ごし、今に至ったのかが語られている。 ウェディングドレスとファッションの話なのかな、と思って購入して、実際にウェディングドレスの話ではあったんだけど、それ以上に「昭和の家」って感じの話で、胸糞悪かった。 伝記っぽさの方が強く、物語としてはそんなに面白いと思わなかったかな~~。続きを読む
投稿日:2023.10.09
yulu0202
戦前から現代まで激動の時代を生き抜いた女性の物語。想像以上の苦労があったはずなのに、たくましく夢を実現させていく姿は、勇気を与えてくれる。 このような女性が日本にもいることが誇らしい。 今自分自身が…人生折返し地点で自分の人生を振り返りつつ、この先の生き様をどのようにしたものかと思案している最中。子どものことを話す場面は、自分とも重ね、同意すること多々でした。続きを読む
投稿日:2022.08.27
mi-key
日本の結婚式にウエディングドレスを普及させ、世界中の女性が憧れるドレスを作り続ける桂由美。 彼女をモデルにまったく新しい物語を作り上げた本作は、玖美(桂由美)と女学校の同級生、窓子が老齢になって再会し…、来し方を振り返りつつ進んでいく。 キラキラと輝くものを追い求めていた女学生の頃。しかし日本は戦争へとひた走り、彼女たちの夢は取り上げられたかのように見えた。 激動の時代を生きながらも信念を貫き一時代を築いた女性たちの物語。続きを読む
投稿日:2018.11.05
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