【感想】一行怪談(二)

吉田悠軌 / PHP文芸文庫
(4件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • 浅葱

    浅葱

    句点を一つだけの、散文詩にならない物語としてのホラーを描こうとする意欲作の2巻。
    前回と違い、なんだかギャグのような感じもあり、怖いよりも不思議がかった印象?

    投稿日:2023.08.10

  • もんがらかわはぎ@読書垢 児童書ホラー強化中

    もんがらかわはぎ@読書垢 児童書ホラー強化中

    書き記されたたった一行の文章たち。一つの句点で括られたそれらは、常軌を逸した文字列だった。 一文読んだだけで、心は落ち着かず、背筋はぞわりとする。 はたして、なぜ私は、ここでこんなものを書く仕事をしているのだろう。

    ***

    一行怪談第2弾。相変わらずぞわぞわする一行が1ページに書き綴られている。読むたびにどこか座りの悪い気分になってきて不安にかられるが、次のページには何が書いてあるのかと気になって読み進めてしまうので不思議。現実ではあり得ないはずなのに、どこかであったことかもしれないと思えてしまう。書かれているのは、たった一行なのに情景がありありと浮かぶのは素晴らしい!不穏な内容なのに何でもないことのように書かれているのもおもしろかった。 結論が推察できるもの、できないものなど様々な種類の物語があり得ない非常に楽しめた。これ以降続刊がでていない様子なのが非常に残念。
    続きを読む

    投稿日:2021.12.02

  • ao-neko

    ao-neko

    あの「一行怪談」の第二弾。今回も怖くてシュールでちょっとおかしな「たった一文」がたっぷりです。たった一文、されど一文。イマジネーションは膨らむばかり。本当に楽しいなこの本。
    お気に入りは「ただ水滴が落ちるだけのCM」の話。何気ない話に思えて、だけど考えれば考えるほど怖くなってきます。うーむ、いったい何なんだろうなあ。続きを読む

    投稿日:2018.08.21

  • Morris

    Morris

    二冊目ともなると驚きも薄まるが・・・

    例えばこの1行(1ページ)をもとに
    それをワンシーンとして必ず入れることを条件に
    1本の映像作品をつくったら。。。
    見知った人が、実は見知らぬ他人、であることを気づいてしまった。
    1.生霊・悪霊
    2.時空のゆがみ
    3.異世界・異星人
    4.知覚している本人の狂気
    その人なりの解釈と創作を楽しむという
    別の楽しみもできるような気がする。
    映像化しなくても、これをお題に語り合うでもいい。
    続きを読む

    投稿日:2018.08.01

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