【感想】狼花 新宿鮫9~新装版~

大沢在昌 / 光文社文庫
(14件のレビュー)

総合評価:

平均 3.9
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ブクログレビュー

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  • あるふぁ

    あるふぁ

    新宿鮫9巻目は宿敵の仙田との再会。鮫島の物語である一方で、仙田の物語で、中国人・明蘭の物語。仙田との因縁は予想以上に根深いものだった。似たような立場で見切りをつけた仙田と腐らずしぶとい鮫島との対比は明蘭と晶との関わり方にも表れているように思えるのは気のせいか。共通項がなければすれ違いもしなかっただろう人たちが、組織を思ってとった行動が彼らにとっての正義であり正論であると思うと、やるせないと思うことのほうが多い物語。すっきりはしないけれど、そうやってやるせなさを胸に抱えて生きていくのもまた人生だよな。と。続きを読む

    投稿日:2023.09.23

  • DJ Charlie

    DJ Charlie

    少し前の作品ながら、偶々出くわして気に入ったシリーズの作品で、愉しみながら素早く読了に至った。
    少しばかり「訳アリ」な新宿署の鮫島刑事が活躍する<新宿鮫>のシリーズだ。
    鮫島刑事は取り調べを担当することになった容疑者がナイジェリア人であったことから、それまで知らなかったナイジェリアに想いを巡らせているというような辺りから物語は起こる。
    公園で外国人男性が言い争っていて、喧嘩沙汰になっているというような通報で警察官が駆け付けた。一方が刃物を振るい、他方が腕に負傷して、持っていたバッグを奪われたということだった。負傷してしまった男を救援しようとすれば、その男は大麻樹脂を持っていた。そして逮捕ということになった。負傷した腕を吊った状態で、鮫島刑事と取調室で向き合っている男である。
    鮫島刑事は、逮捕された男が奪われてしまったバッグの中身が大麻樹脂に違いないと観ていた。そうした違法なモノも含め、奪ったモノ、盗んだモノを取引する“泥棒市場”というような場が在る筈だと考えられた。鮫島刑事は情報収集を始めた。
    新宿では、様々なモノを買取る業者が一部に話題になっていた。ブランド品等を鑑定して値付けをする女性が在って、活動をしているのだという。その女性の背後には、鮫島刑事とは過去の事件で関りが在った「仙田」等の偽名を名乗る正体不明な男、更に関西の大きな暴力団の関係者と見受けられる人物等の影が在ることが次第に明らかになる。
    その他方、警察の改組で登場した組織犯罪対策部に、鮫島刑事の同期である香田が理事官として異動したという。暴力団事案、外国人犯罪事案等を担当する組織犯罪対策部は、香田が勤め続けた公安部とは少し色合いは違う。敢えて異動をした香田が目指すモノは何なのか?香田理事官の思惑と、鮫島刑事の動きとが交差する。
    犯罪者を追う側である鮫島と香田、追われる側である正体が簡単に明らかにならない女とその背後の「仙田」や暴力団幹部と、各々の陣営で「思惑の交錯」が積み重なり、事態が二転三転しながら進む。全く目が離せなくなり、頁を繰る手が停められない。
    続きを読む

    投稿日:2023.05.11

  • kissarmy0814

    kissarmy0814

    私は男子です。その視点からの読後感は「女性は男性よりも一枚も二枚も上手だということ。隠れた主人公の女性は男に利用されているようで、結局は男をうまく利用している。恐ろしい、怖いなという気持ち。純な気持ちの男性には内心の怒りを向け、自分をオンナとしてみるオトコを自分の成り上がりの踏み台として使いこなす。この巻の登場人物であえて「トク」という表現を使えば、この女性だけがトクをして、他の男性は何かを奪われる。
    いやあ、女性はたくましい。
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    投稿日:2022.10.05

  • ゆうへい

    ゆうへい

    このレビューはネタバレを含みます

    最初の方が説明ばっかでなかなか進まなかったけど、半分過ぎたとこからはめちゃくちゃ面白かった。因縁対決、終わってしまった。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2022.07.29

  • fujimot

    fujimot

    新宿鮫の本拠地である新宿が舞台で、ヤクザ、クスリ、中国が絡む、新宿鮫らしい熱いストーリーです。新宿鮫シリーズをここまで読んでいる人なら確実にハマります。面白かった!

    投稿日:2020.10.26

  • hir0cky

    hir0cky

    新宿鮫シリーズ第9作。

    宿敵・仙田の仕切る"泥棒市場"と、マーケットを狙う関西の暴力団、外国人犯罪者を日本から締め出したい警視正・香田の思惑が複雑に絡み合い重厚なストーリーとなっている。

    初期作品のようなアクションや疾走感のようなものが落ち着き、地道な捜査と老獪な駆け引きを使うようになった鮫島警部だが、これはこれで面白い。続きを読む

    投稿日:2020.07.21

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