新刊・予約
ランキング
セール
特集・キャンペーン
ジャンル一覧
詳細検索
0
村上春樹, 柴田元幸 / 文春新書 (104件のレビュー)
レビューを書く
総合評価:
"powered by"
qy
残念ながら柴田先生の講義を受ける機会に恵まれませんでしたが、翻訳者としての意見を本書で知ることができ、嬉しいです。翻訳について村上派か柴田派か、と聞かれれば、私は柴田先生を選びます。 大学にて翻訳…理論、英文学翻訳、米文学翻訳の授業を受講していたのですが、各先生と柴田先生は、翻訳者の立ち位置について似たことを仰っていました。 改めて「翻訳者とは」を勉強した気持ちです。続きを読む
投稿日:2024.02.25
yuruikiroku
村上春樹さんと柴田元幸さんの3回に渡る聴取からの質問に対する対談をまとめた本作。 お二人の考え方の違いが面白い
投稿日:2021.10.31
michel723
翻訳本が苦手に感じるのは、 作品が面白ければ面白いほど、 ひとつずつの言葉の表現に直接触れてみたくなるから。 つまり、原著で読めるのならば原著のままで読みたいのだ。 物語の本質はひとつずつの言葉では…ないところにあっても、 翻訳者の中を通ったものは、 すでに純正ではなく(劣化するという意味ではない)、 二重性が大前提になってしまう。 そこに、さらに読者としての私の解釈も入り込むと、 誰の、何に影響されたものなのか難しくなってくる気がするので、 だから翻訳本を苦手だと感じていた。 とはいえ、ポール・オースターが大好きで、 『オーギー・レーンのクリスマス・ストーリー』が読みたくて、 村上春樹と柴田元幸がそれぞれ訳しているだなんて、 興味深すぎると思い本書を手にした。 読み終えてみて、 翻訳という営みは、 精神分析という営みと本質的に大切な事柄を共有しているという大事な発見があったことが最大の収穫であり、 これからは翻訳本は苦手と言わずに済みそうだ。 あと、専門書でもそうなのだが、 どうしても言語的に理解しにくい翻訳があったら、 それは翻訳が下手くそなのだと思おう(笑)。続きを読む
投稿日:2020.08.10
太田豊太郎
柴田元幸と村上春樹の対談(フォーラム)を書き起こしたもの+カーヴァーとオースターの作品をそれぞれが訳したもの。翻訳はそのテキストが第一で、それに対する偏愛が大事なんだなと。凝った訳や綺麗な訳をしようと…するよりも、その作品を誰よりも理解しているという自負と作品への愛が分かった。続きを読む
投稿日:2020.04.04
Teapot
Kindle購入したけど、これは紙の方が良かった。 後の方に英文があり、村上春樹版と柴田元幸版の両方の訳の読み比べができるのが面白い。
投稿日:2020.03.19
く
信じられないくらい久しぶり(10年ぶりくらい?)に読んでふと気づいたのだけれど、わたしは文芸評論とまっっったく相性がよくなくて、いまだにおもしろいなあと思って読める文芸評論は数が少ないのだけれど、もし…かして、これこそがわたしの求めていた文芸評論なのではないか、と。世の中はというか、日本の文芸業界は、この本や柴田元幸と村上春樹の営みのことを文芸評論とみなしていないとわたしは認識していたので、わたしも高校生のときも「面白いなあ」と思いつつ、雑談というかエッセイみたいなものとして読んでいたんだけれど、まず、これはある種の、日本の伝統の形式にはあまり沿っていないが確かな文芸評論なのでは? そして、これが文芸評論であるならば、わたしはやはり文芸評論が好きだし、それは素晴らしい営みだと感じる。このペアはやはり、優れた小説家・翻訳家であると同時に、かなり優れた批評家だと感じるのだけれど、あまりそう言っている人を目にしたことはない。続きを読む
投稿日:2020.02.11
ポイントが追加されました。ポイント明細ページからご確認いただけます。
クーポンコードの形式が正しくありません。半角英数12桁で入力してください。
エラー(エラーコード: )
本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック
スマートフォンの場合
パソコンの場合
このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?
ご協力ありがとうございました 参考にさせていただきます。
レビューを削除してもよろしいですか? 削除すると元に戻すことはできません。