【感想】逃がし屋トナカイ

名取佐和子 / 実業之日本社文庫
(9件のレビュー)

総合評価:

平均 3.4
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4
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ブクログレビュー

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  • 雪だるま❄️

    雪だるま❄️

    正確に書くと星3.8。
    文章が軽くなく、内容としても面白かった。
    なかなか小説で逃がし屋の話がないので、それも新鮮味があって面白かったし、リアルさがあった。
    他の人も言っているように、まほろ駅前シリーズと似ている。
    だが、こっちの方がよりダークな面がある。
    続きを読む

    投稿日:2023.06.27

  • 1462148番目の読書家

    1462148番目の読書家

    人情味豊かだけどちっともほのぼのじゃない、個人営業の零細運送業者が運ぶハードで悲惨な人生ドラマの数々と、その背後で蠢く闇のビジネス。

    敵役が神さんのトラウマをわざわざ解いてくれるの何でだろう?謎だ。

    「ツインテールの娘」が何だか切なくてツンと来る。
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    投稿日:2021.11.24

  • 縋

    一話完結的なミステリーか~さくっと読めそうだなーと思っていた前半。
    読み進めて話が絡み合っていくうちに、ハードな結末へ。あっという間に読了。複雑な正義と悪のお。
    実写化するなら誰だろーとか思っていたけど、あのラストだとなかなかすごい感じになるな。続きを読む

    投稿日:2021.09.05

  • be-san

    be-san

    ポップな表紙絵とタイトルの割に、
    内容はおもくそハードボイルドだった(^ ^;

    少年時代の暗い過去を引きずる弱小運送屋の社長と、
    一緒に住み込みで働く「相棒」の若者、それに
    主人公の幼なじみである熱血弁護士の女性の三人が、
    自らの正義感に従って様々な苦労を背負い込んでいく、
    というのが大まかな流れ。

    様々な「ひどい目に遭ってる人」が出てきて、
    主人公たちはそれぞれの悩みに寄り添い、
    救いの手を差し伸べていく。

    連作短編集だが、全体で一つの大きなストーリーがある。
    現代社会の闇の部分、逆らえない巨悪に翻弄されつつ、
    窮鼠は猫に噛みつき、蟻の一穴をこじ開けていく。

    アメリカンコミックのヒーローとは違い、
    あくまで一般人の主人公たちは、暴力にはからきし弱い。
    「巨悪」との圧倒的な力の差にズタボロにされながら、
    それでも最後の最後まで諦めずに信念を貫く。

    それには、主人公の少年時代の暗い過去が絡んでいる。
    ちょっとオカルト要素と言って言えなくは無いが、
    鼻白むほどではなく、十分納得できる範囲内。

    一応はハッピーエンドを迎えるが、
    「巨悪」のアタマをつぶせた訳では無し、
    トナカイが「逃がした」人々の「その後」も気になるし、
    読後も長く余韻が残る感じの一冊。

    全く予備知識なしに手に取った一冊だが、
    大当たりでした(^ ^
    続きを読む

    投稿日:2021.07.06

  • 如月 はるか

    如月 はるか

    重いというか、おぞましい。バイオレンスな話も苦手だし、ちょっとキツかった。
    もう少し軽いノリかと思っていたけど。名取さんだし。
    ラストは救いがあるのだけど、途中経過が。

    投稿日:2021.01.10

  • daidaddy

    daidaddy

    2020.5.8
    ちゃんと最後までストーリーを巻き込んで結末までいってくれました。
    面白かったけど何かが物足りなかったなぁ。
    想像を超えなかったのか…

    投稿日:2020.05.08

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