【感想】医療4.0

加藤 浩晃 / 日経BP
(21件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • まいごん

    まいごん

    写真というテクノロジーの出現によって画家の存在意義が問い直され、サロンやアカデミアの権威から離れて多様性と無垢な芸術性を獲得できたように、AIの台頭によって医療従事者の存在意義が問い直され、権威主義から離れて医療が再定義されることを予見させる本。

    2018年出版のためChatGPTに関する記述がないのは寂しいが、2022年に治療アプリとして保険適用されたキュアアップ創業者の過去のインタビューが読めるのは感慨深い。

    皆保険制度により健康でいることの金銭的インセンティブが低い日本において患者の行動変容を起こすことは難しい。それを打破する更なるテクノロジーの進歩と医療を取り巻く法律の改正を願う。
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    投稿日:2024.04.07

  • はる

    はる

    私が今まで思っていたのと同じように、医師の仕事の本質は患者に寄り添ったコミュニケーションを通してQOLの向上と治療方法や現状の納得を目指すことである。それに注力するための医療技術。それに加えて予防医療や介護援助なども促進できる。

    患者が医療に関して自立する傾向が強くなる。
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    投稿日:2023.04.06

  • Sakiko

    Sakiko

    medtechのトピックスをサラッと見るのに前半部分は良い。若干古い情報になってきたがコロナによる影響を考えながら読むのも面白い。ただ、どうしても医師の診断の仕事は近い将来全部機械に置き換えられる、、、というような意見には眉唾。対して、機械を導入するハードルを整理し、医師という人材を活かすための技術、無駄を省くための技術、という観点の意見は受け入れやすかった。続きを読む

    投稿日:2023.01.25

  • Minmo

    Minmo

    高尾洋之先生の『デジタル医療』を読み、その流れで本書を手にした。テクノロジーが活用されることで、2030年の医療はどうなっているのかを未来予想するという企画。

    冒頭は眼科医の加藤浩晃氏による総説、後半は先進的な取り組みをしている30人の医師へのインタビューで構成される。スタートアップの株式会社に携わる、主に30代の若手医師が多く、どちらかというとビジネスよりな内容か。

    基本的にはAIに置き換えられる部分は積極的に置き換えて、医師は医療情報のキュレーション等、コミュニケーション部分を担う方向に向かいそうだ。また予防医学の重要性が高まっていることも読み取れた。

    刊行は2018年なので、やや古いが、大まかなトレンドは変わっていないものと感じた。コロナ禍にあっても、思ったほどに遠隔医療は進まなかったとも聞く。診療報酬の問題も大きいと推察するが、加藤氏が指摘する「医療機関は変化を嫌う。なぜなら変化の余白も取れないくらいに慢性的に忙しい」という言葉は重い。知人の医師を見ていても、本当にそうだなと頭が下がる。

    続きを読む

    投稿日:2022.04.10

  • まったーほるん

    まったーほるん

    医療4.0という形でこれからの医療の方向性と、医療現場における最新のテクノロジーについてわかる本です。

    第3章では個々のソリューションについて深掘りされているので、理解を深めることができます。

    投稿日:2021.05.10

  • miserybeatle

    miserybeatle

    医療AIの全体像が少しわかる前半だけはまあ良いが、後半のインタビューは内容が薄く統一感がなく読み飛ばし。

    投稿日:2021.02.07

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