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戸川幸夫, 矢口高雄 / 山と溪谷社 (9件のレビュー)
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1920637番目の読書家
1000ページ超えのボリュームたっぷりです。 対等に描かれていて、読み進めるにつれて 人と動物の共存とは、何かということを考えるきっかけになりました。
投稿日:2023.12.25
dokutoku
六線沢への羆襲来。記録小説「羆嵐」に描かれた事件を今度はコミックで読む。絵になっている故、イメージは固定化はされてしまうが、想像はつきやすい。住民主観での物語の展開。創作部分の多さを感じるが、実感は持…ちやすい。羆を擬人化しての思考描写。動物の感情理解は容易くない。当たらずとも、考えるきっかけにはなる。被害の悲しみ。自然に罪を被せても更生することはない。憎んでも報われることはない。そういうものだと知識をつける。学ぶことが共生につながる。羚羊対密猟者がテーマの作品がもう一遍収録。無駄な戦い。結末は虚しい。続きを読む
投稿日:2023.09.02
おおたろう
【きっかけ・目的】 作画が、矢口高雄先生だったから。 羆嵐の実在の話については、何も知らずに読んだ。 【感想】 大正期の北海道の開拓時代に起きた羆による開拓集落を襲う惨劇を題材とした物語。 劇画調…としているが実話がベースとあってとてつもなく迫力がある。 同時に構成力が非常に良く、時系列に羆が人を襲っていく過程がわかりかつ、襲い方もリアルに描かれていて読んでいて本当に辛くなった。 【終わりに】 矢口高雄先生の本をもっと読みたくなった。 釣りキチ三平だけではなかったのだ。続きを読む
投稿日:2023.01.23
臥煙
吉村昭の「羆嵐」で知られる。人喰いクマの事件。「釣りキチ三平」の矢口高雄による漫画版。 人間の立場より野生のクマの立場からの描写が何より秀逸。人と自然の関係について深く考えさせられる。
投稿日:2021.08.21
本が癒し
事実に基づいた内容で、 ドキドキしながら読みましたが、 羆(ヒグマ)が人間を襲う描写は、 かなり凄惨で、 読み返すのは私には厳しい。 もう一つ話が付いていて、 カモシカと密猟者の話。 この話も面白か…ったです。 続きを読む
投稿日:2021.03.16
wildanimals
大正4年12月、北海道で起きた8名が死亡した日本史上最悪の獣害といわれる三毛別羆事件を約1000ページ(飴色角と三本指を含む)で羆風と題し漫画で表現された。 また、熊の視点から人間のことが語られるシー…ンもある。続きを読む
投稿日:2020.04.27
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