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安東能明 / 祥伝社文庫 (6件のレビュー)
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つよぽん
赤羽中央署の疋田務は、別居中の中一の息子と数年ぶりの団欒の最中、荒川赤水門で女子短大生の水死体を発見した。入水自殺が濃厚とされたが、遺体の胸に刻まれた謎の文様が気になった疋田は、異例の再鑑定を依頼する…。さらに、二転三転する両親の言動にも違和感を覚える。喪った娘の何に口を噤んでいるのか?やがて捜査は、彼女を施術した美容整形外科の暗部に迫るが―。続きを読む
投稿日:2022.12.08
goya626
主人公の赤羽中央署の疋田務刑事が水死体を発見する。最初は自殺と思われたが、調べていくうちに次々と不審な死亡事件が起こる。そこへ美容整形外科や病院乗っ取りグループなどが絡んできて一見複雑になって来るが、…実態は意外とシンプルな仕組みになっていた。その辺は上手く描いているが、主人公の造詣が好感が持てないし、同僚たちとの関係もなんか描写が浅いというか、面白みがない。別れた妻が連れて行った息子とのかかわりも型にはまっているし、部下の女性刑事への惹かれ方もなんかみっともないなあ。残念。続きを読む
投稿日:2021.03.09
sugahata
シリーズ2弾。赤羽中央署生安課の疋田は若い女性の入水死体を引き上げる。自殺と思われたその事件は連続殺人事件に発展して…。医療事故を発端とした事件だが展開が思わぬ方向に広がりしかも目まぐるしい。この作者…さんの警察小説は他と違って本筋の捜査している感が強くていい続きを読む
投稿日:2020.07.04
2006takahiro
赤羽中央署の疋田務は、別居中の中一の息子と数年ぶりの団欒の最中、荒川赤水門で女子短大生の水死体を発見した。入水自殺が濃厚とされたが、遺体の胸に刻まれた謎の文様が気になった疋田は、異例の再鑑定を依頼する…。さらに、二転三転する両親の言動にも違和感を覚える。喪った娘の何に口を噤んでいるのか?やがて捜査は、彼女を施術した美容整形外科の暗部に迫るがー。続きを読む
投稿日:2018.05.27
chie0305
他の方の評価は低めだが…、私はまずまず面白かった。真相が分かると残念な感じがしたが…(動機に疑問。そこまでする?)名前ばかりで正体のつかめない市川和代が多分あの人だろう、と早い段階で予測がついたが、も…う一捻りあったのか。 疋田の離婚理由が気になった。小宮がらみかと思ったのだが、違うのか。 それにしても、美容整形って怖いなあ。続きを読む
投稿日:2017.07.30
kimikokumiken
安東能明氏の本を見つけたので、読んでみた。 物語が、二転三転して、複雑に絡み合って来る。 物語りは、主人公の赤羽中央署の疋田務で、別居中である。 やっと数年ぶりに息子と会ったのに、急務で荒川赤水門の…女子短期大学生の水死体を、川から拾い上げないといけない羽目になった。 自殺と、思われた遺体には、謎の3の数字が、刻み込まれており、被害者の両親は自殺はありえないと、言っていたのに、整形手術を執刀したのが野島修一と知って言葉を濁す。 再鑑定をして、腑に落ちないことが出て来る。 整形手術をしたのを隠すかのように手術痕をメスで切り裂き、服を脱がせて、川に投げ込んだのでは、、、、 同じように、整形手術をした北沢明美も整形の失敗(意図的に、手術を失敗にさせた)で、命が、危なくなる。 元は、昔、心臓手術で、患者の取り違え事件が尾を引いている。 その責任を、1人の看護師に押し付けられてしまった経緯が、連続の殺人と病院の乗っ取りグループの話と相互する。 罪を擦り付けられて、お腹に宿った子も流産し、離婚に迄なってしまった渡辺陽子こと、金森芳江は、自分の不幸を呪い、事件後に何一つ変わらずに幸福な生活を送っている親子に復讐をしたかったのだ。 今日は「看護の日」と、新聞に書かれてあったのに、この本は、少し重圧過ぎた。 最後に主人公の疋田務と息子の慎二とのやり取りで、小さな幸せの一端を見た。続きを読む
投稿日:2017.05.12
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