【感想】新版 自覚と悟りへの道

森田正馬 / 白揚社
(3件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • ウズラ鍋

    ウズラ鍋

    日本で独自の神経症治療を試みた森田正馬、その元患者たちとの座談会をまとめたものが本書である。
    この本では神経症の治療過程が述べられているわけではない。この座談会では神経質の症状や人生について様々なことが話題に上がる。その応答は、師匠と弟子とでもいえるような関係のなかで行われ、人生観に係る内容の「教育」も行われるのだから、二重の意味で「先生」を囲む会になっている。精神疾患について学んでいくと、こういう宗教的ともいえるような団体の話がでてくる。アルコール依存症にとってのAAや断酒会はその中でももっとも代表的なものだろう。
    この本が最初に出版されたのが1959年だが、戦前、戦中をとおして強迫神経症や不安障害の治療団体が日本でできていたことは興味深かった。
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    投稿日:2020.03.21

  • hanaken1219

    hanaken1219

    森田先生と患者(というより最早弟子)の対話集。
    宗教のようでもあるが宗教ではない。
    ほとんど禅問答。
    読んでいて、感覚的に掴みかける部分もあるが、するするっと逃げていくような感覚はまさに禅問答。
    神経質症の人は何か掴めるものがあるかもしれないから、読むべし。
    しかし、この本って昭和34年に書かれたものだから、時代は変わっても人間の悩みは不変なんだな、と思った。
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    投稿日:2018.07.15

  • show5

    show5

    事実唯真。自然に服従し、境遇に従順であれ。気分本位。はからい。心機一転。啐啄同時。なりきる。とらわれ。森田正馬の人柄と教養が伝わってくる一冊。

    投稿日:2017.07.24

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