【感想】ノブナガ先生 1

大和田秀樹 / 漫画ゴラク
(1件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • 『黒犬』の優樹

    『黒犬』の優樹

    日本の歴史だけじゃなく、世界の歴史で見ても、織田信長ほどスケールがデカすぎる男はいないな、と私は思っている
    私の心を鷲掴みにしてくれた、『終末のワルキューレ』(梅村真也/アジチカ/フクイタクミ)の人類代表の一人に、織田信長が入ってないのは、少し残念だ。けれど、織田信長はあくまで、戦と政の采配に長けた存在なので、神とタイマン張るには、やや個の力が欠けるのか
    ともあれ、そんな凄い織田信長が現代にタイムスリップして、教職に就く、ってぶっ飛んだ設定の漫画がつまらないはずがない
    大和田秀樹先生の作品を読むのは、これが二つ目なのだが、インパクトがとんでもない
    そもそも、表紙で織田信長がメンチ切ってるトコからして、攻めている
    心臓の弱い人なら、間違いなく、織田信長の覇気に屈して倒れるぞ
    ノリで言うなら、藤沢とおる先生の『GTO』や森本梢子先生の『ごくせん』が好きな人は、確実にどハマりするだろう。逆に、庄司陽子先生の『生徒諸君』が肌に合う人には、ちょい刺激が強すぎるかもしれない
    何せ、今の世に適応した織田信長が、独自の感性で、現代に蔓延る教育問題やトラブルを一刀両断するのだ、物理的に。結構、流血表現が多い
    織田信長なら、こう言いそう、こうしそう、って展開は実にグッと来る
    また、そんな織田信長のブラックっぷりに振り回される、運の無い家臣(下僕?)の藤倉も良い働きをしている
    ヘタレな彼がいるからこそ、織田信長のカッコ良さがより引き立っている
    情けないキャラの、このような使い方は勉強になった
    持って生まれ、なおかつ、慢心することなく研いでいたカリスマ性で、着実に生徒らの心を掴んでいくノブナガ先生の剛腕によって、学校がどう変化していくのか、楽しみだ
    特にケチの付け所はないのだが、他の戦国武将もタイムスリップしてくるって展開は、ちょい萎えるかもなぁ
    この作品も、ドラマ化してほしい青年漫画だ
    私としちゃ、織田信長はTOKIOの長瀬智也さんにやってほしいトコ
    でも、色々と忙しいから、難しいかなぁ
    どの回も、織田信長らしさが全開だ。個人的に、一推しなのは、第5話「ノブナガ足撃」だ
    例え、付き合いがかなり短くとも、教職に就いた以上は、生徒は守る。生徒の誇りが傷つけられたとなれば、自分を悪者に貶めてでも、生徒の良さを引き立てる。これが出来るからこそ、織田信長はモテるんだろう
    この台詞を引用に選んだのは、特に織田信長のカッコ良さが出てる、と感じたので
    当人が、最も度が過ぎているからこそ、仲間に同じタイプを求め、受け入れる。ある意味、寂しがりやではあるけど、それで良い結果を出しているんだから、問題ない
    織田信長に気に入られちゃった委員長、彼には今後も、イイ感じの解説役を務めて欲しい。彼が、惚れた女の為に、知ではなく、拳でヤクザに立ち向い、ズタボロになった所を織田信長が救うってストーリー、読んでみたいな
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    投稿日:2018.08.04

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