【感想】逃れ道 日暮し同心始末帖

辻堂魁 / 祥伝社文庫
(2件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • ばあチャル

    ばあチャル

    「日暮し同心始末帖」を1~5巻と読み進んでいる。

    「逃れ道」(5)のあらすじは
    日暮龍平の愛息俊太郎が、茶店で無頼にいじめられているのを救ってくれたお篠には、秘密めいたものが漂っていた。お篠にお礼を親子でして近しくなったものの、平同心で雑用係の龍平が、押し付けられた事件捜査にもかかわりがありそうな気配。絵師の夫と幸せに暮らしたい彼女の行く先には何が待ち受けているのか・・・。
    江戸情緒ならぬ現代にも通じる、ねじれにねじれた世の中の事情。そして、やがてスーパー龍平がばっさ、ばっさ(小野派一刀流)と悪退治。

    というパターンが健在なシリーズだけど、

    「天地の蛍」(4)の司馬中也と母の親子関係、「冬の風鈴」(3)の林(りん)と夫との夫婦関係、「花ふぶき」(2)の女義太夫姉妹(楓姉妹)と育ての親との関係。

    のそれぞれにしても現実の煩雑複雑な世間が彷彿されて、スーパー日暮龍平がこの世に居たらねえ、とため息をつくのであった。んなわけはなくて、粛々と前向きな気持ちを搔き立ててゆき、気晴らしにこれを読むのでいいか。
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    投稿日:2021.09.17

  • hanaasagi

    hanaasagi

    内容(「BOOK」データベースより)

    神田堀八丁堤で菱垣廻船問屋の番頭が殺された。臨時で定町廻り方となった北町奉行所平同心の日暮龍平は、早速、探索を引き継ぐが難航する。同じ頃、倅の俊太郎を地廻りから救ってくれたお篠に出会う。お篠の夫は彼女を描いた錦絵が評判の絵師だった。ところが、番頭の遺品にその錦絵が見つかるや、お篠の過去に捜索の手が―秘した哀しみが涙を誘う万感の時代小説。

    平成29年11月11日~15日
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    投稿日:2017.11.15

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