【感想】平凡な革命家の食卓

樋口有介 / 祥伝社
(16件のレビュー)

総合評価:

平均 3.3
1
5
6
1
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ブクログレビュー

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  • kei_m

    kei_m

    東京・国分寺市の閑静な住宅街で、市会議員が亡くなった。
    キャッチフレーズは「国分寺から革命を! 」
    現場に不審な点はなかったが、所轄での退屈な日々
    に飽きていた卯月枝衣子警部補は、あわよくば本庁捜査一課へ栄転の足がかりにと、強引に単独捜査に乗り出すが……。

    女性警部補と関わってくるフリーライターがいつもの著者の男性像。
    柚木草平シリーズのほうが違和感なく読める。
    (図書館)
    続きを読む

    投稿日:2022.01.03

  • リトル

    リトル

    主要登場人物がとにかく性格が悪くて読むのが辛かった。会話も面白くしようとしているが全く伝わらない。
    事件も興味が惹かれる内容でもなく文章も読みにくい。
    別の作品のキャラを出す点もマイナス。

    投稿日:2021.03.15

  • みかりん

    みかりん

    どう見ても事件性なしの変死の案件を、手柄欲しさに殺人事件に格上げし、無理くり捜査に乗り出す主人公の女性刑事。一見、無茶苦茶な暴走捜査をしているかと思いきや、意外に洞察眼が鋭く、捜査能力に秀でている主人公が魅力的。ワトソン役の専門学校講師の男性との軽妙な会話の応酬も洒落ていて、柚木草平シリーズを彷彿とさせる。脱線、脱線の連続なので、好き嫌いの分かれる作風だろうとは思うけど、私にとってはこれぞ樋口ミステリの醍醐味。また柚木草平シリーズを読みたいナと思っていたら、山川さんが出てきてビックリ。彼の口から草平さんの名前が出てきて、途中からニヤニヤが止まらず。名前しか出ていないのに、何て美味しい登場の仕方なんでしょう(笑)続きを読む

    投稿日:2020.03.02

  • かりょう

    かりょう

    平凡な革命家の食卓
    題名とは違う ミステリー小説
    女性刑事など 登場人物の女性が
    魅力的でかつ キーパーソンの男性が
    男としては 羨ましくおもいます。
    何気によみつづけてしまって やっぱり
    面白い1冊になりました。続きを読む

    投稿日:2019.02.11

  • leva2lla

    leva2lla

    2019年1月の時点で、樋口センセの著作の中でも最新の部類になると思うのだけれど、実験的な意味合いでもあるのかな~…と。
    複数の視点での語り、女性が推理の主体的存在であるとか。
    「猿の悲しみ」で初めて女性主人公の作品を読んだせいでそう感じてるのかもしれないけれど。

    しかし視点、語り手が複数に渡るのは、少なくとも冒頭では活きてなかったかなあ。
    誰の視点なのかわかりにくく。
    せめて「一行空ける」だけでなく「◆」か何かマークで区切って欲しかった。
    この辺の迷走ぶり、第二節までは連載形式であったことと関係してるのかな?
    書き下ろし部分になった第三節以降では重点的に語る人物が示されてスッキリした感あるもの。

    で、樋口センセらしいリズムある言葉の掛け合いなども中盤以降には発揮されて、いよいよ面白くなったかなー。
    語り合う相棒がいるというのも樋口センセの作品では必要かなと。
    先述の「猿の悲しみ」ではその役が不在だったので一方的に強すぎた感あるんだよねー。
    そういう試行?があって、今作があると考えるのは深読み過ぎかなあ。

    物語としては、ここでも序盤の強引さで好悪が付くかもなー。
    エンターテインメントだから序盤以降もドラマがあると受け取れるけど、リアルに考えると何してんだ警察は…ってなりそう。
    でも、その強引さが果たして物語としても押しになってるのはすごい。
    意外な真実というのはミステリの骨子だよね-。

    そして一件落着…と思わせても、最後の最後にそうは問屋が卸さねえとばかりに足下をすくう一撃。
    結末をどう受け取るかは読み手に任せるにしても、やっぱり苦みが効いてるわー。


    そして…これは自分が「柚木草平」シリーズをいまだ読んでないこともあるのですが、これはもうスピンオフなんですか?
    というかシェアザワールド?
    え? こういうシステムなんていうんかな??
    いよいよあのシリーズに手を出す頃合いなんだろかー…。
    続きを読む

    投稿日:2019.01.07

  • ao-neko

    ao-neko

    一見事件性のなさそうな一人の男の死。しかし手柄を挙げて栄転を目論む刑事の手によって、事件にでっち上げられそうなとんでもない話!? と思ったのですが。掘り進めれば怪しい事象がどんどん判明して、そして新たな事件までが。本当に事件だったの?
    あらわになっていく人間関係と、彼らの思惑。だけどなぜか、すべての中心にいるあの人のキャラが鮮烈でした。とにかく目立たないし、ほぼ何もしていないのだけれど。ラストのあの行動があまりに怖い……本当に、すべてはあの人の計画だったのかも、と思えてきます。
    続きを読む

    投稿日:2019.01.05

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