【感想】わたしの容れもの

角田光代 / 幻冬舎文庫
(21件のレビュー)

総合評価:

平均 3.8
3
9
7
0
0

ブクログレビュー

"powered by"

  • すいみん

    すいみん

    老いに関するのエッセイだけど、不思議と読んでて歳を重ねるのも悪くないじゃん?と思う。
    同い年の友人たちも自分より2、3個上の友人もだけど 20代が自分のことおばさんって揶揄するのが上手く言えないけど凄く凄く苦手で……むしろ年齢を重ねた方が生きるのが楽になったって人たちが多いし、老いへの恐怖心はあるけど明るい気持ちになれた。

    自分を好きになりたいしそういう風潮だけど、どうしても容姿とか体型とか内面とか気にして落ち込んでしまう。だけど悩みの大半が容れものに対してだと思うとなんでか分からないけどすっきりした感じ。
    容れものの経年劣化だって手入れして大事にはしていきたいよね。
    続きを読む

    投稿日:2024.02.16

  • moboyokohama

    moboyokohama

    「私の入れ物」とは体そのもの、そして精神と思考回路など自分全ての入れ物なのだろう。
    著者は盛んに加齢に対する恐れと期待を抱いている。
    そして年齢が来ても期待している加齢の減少を体験できずに焦りさえも覚えている。
    不思議なことかもしれないがわかる気もする。
    例えば老眼。
    本を手に取りさりげなく老眼鏡をかけるシニアはなんと格好いいのだろうと私も思っていた。今では面倒で仕方がないけれど。
    反面、著者は期待していなかった、あるいは予想していなかった加齢による症状を実感するとショックを受けた様になるらしい。
    転倒、疲労、食べ方が美しくなくなる、などなど。
    この期待感とショックのジレンマ。

    著者より確実に年上の私は断言できる。
    著者はまだまだ加齢を体感するには若すぎるのだ。
    続きを読む

    投稿日:2023.09.07

  • たんぽぽ

    たんぽぽ

    角田さんが歳を重ねることについて、書いているエッセイ。
    私も歳を重ねることを怖がらず、前向きにとらえていきたいと思った。

    投稿日:2023.07.22

  • kasumi-sou

    kasumi-sou

    推しの女優さんが読んでいたのを知り、手に取りました。

    自分がすでに若者世代から外れ、大人ってこんなにも子供でよいのか?と思うことや体調面や性格のことなど、読んでいて、何だか腑に落ちたり、納得してしまう。気をつけたい点もあるけれど、年齢に抗わず、今のままでよいのだと教えられた気がした。

    角田さんのエッセイは初めてでしたが、飾らない文章と人柄に好感が持てた。
    続きを読む

    投稿日:2023.06.28

  • Anony

    Anony

    感想
    年を重ね強調される自分。美点だけでなく欠点も表面化する。悪いことばかりでもない。ただそれは若い時代を真摯に生き抜いた人のみ。

    投稿日:2023.03.13

  • ちゃん

    ちゃん

    エッセイ。体にまつわること。年齢を重ねればより充実した人生を送れると思うけど、それはその人次第の行動によるものなのだな

    投稿日:2022.12.08

Loading...

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。