【感想】夜空の呪いに色はない(新潮文庫nex)

河野裕 / 新潮文庫nex
(39件のレビュー)

総合評価:

平均 3.5
4
11
11
5
0

ブクログレビュー

"powered by"

  • rock12

    rock12

    シリーズ5作目。
    謎が解き明かされていろいろなつながりが見えてくる。
    大人になるってどういうことかを考えさせられる。未来に尽くすことなのか?
    登場人物それぞれの成長が感じられてよかった。

    投稿日:2024.01.21

  • kosoado1913

    kosoado1913

    同じことの繰り返しで淡々と進んでいくので少し焦らされる。
    最後の魔法を使った時任さんの責任だと思う。
    でも仕方ない部分もあるし…
    最終巻かと思ったら違った。

    投稿日:2023.08.12

  • URIKO

    URIKO

    このレビューはネタバレを含みます

    なるほど、この階段島シリーズは、成長の物語だったのね。「大人の階段の~ぼる~♪」ってやつですね。本書は階段島と現実が入り乱れる第五弾。

    うぅ、「やっぱり私が、国語の成績悪かったのわかるわ」ってくらい、なんか押し問答のように長々と続く、登場人物の会話についていけない。
    ―「やっぱりあなたはAね」
    ―「いえいえ、私はA’(エーダッシュ)よ」
    とはいえ、Bとも言えなくない・・・

    みたいなやり取りに、頭の回転が悪い私はもうどっちでもえぇわ!と、物語の本質を根元からなぎ倒してしまうであろう感想を何度抱いたことか。落ち着くんだ、私。彼ら(登場人物)は、昔の薄っぺらくペラペラだった私とは違って、若さゆえの葛藤に、大人へと向かい変わっていく自分や周囲への葛藤に、真摯に向き合っているのだ。しっかり読むのだ!

    七草がどうにも不思議で、「諦める」とか言いながら、一番粘着質そうな性格で、どうして七草がそんなにも他人(真辺や堀)に固執するのかまだよくわからないんだけど、その七草がやっと自分に少しこだわったところがちょっとあって、嬉しかった。
    (あ、前作か前々作かで、「け、なんだ、結局七草と真辺はお互いを見つめているだけね」という安易な感想を書いたことは素直に間違えだと認めよう。堀のこともあるし、七草に言わせれば、これは単純な愛や恋ではないのだ、たぶん)
    大地の問題にどう踏み込めばいいのか、踏み込んだとしてどう責任を取ればいいのか・・・成長していく葛藤と共にここら辺がうまく絡み合っているなと思った。

    そして、今唯一の郵便局員時任の過去が明らかになる。そのことにより時任と大地の関係が分かってきて、より一層物語の真相に近づいた。

    責任、成長、決定、諦め、変化、理想・・・

    この階段島シリーズは、なんかやっと掴んだぞ、なんかわかったような気がするぞ、と思えばすぐに、あぁ、やっぱりわからない、私は何か大きな勘違いをしているのではないか、いやいやそもそも読解力がないんじゃないか、ま、待って、やっぱそういうことよね、と、つまり、捉えきれてなくて気になる存在。

    大人の時任に責任をとってもらって、子どものままで魔法を借りる形で大地の問題は解決するのか、階段島はどうなるのか、次、最終巻!

    レビューの続きを読む

    投稿日:2023.02.02

  • MOMENT

    MOMENT

    子供はいつか大人になる。
    この巻は、“大人"というものに対する描写が印象的な巻。トクメ先生の言葉が胸を打つ。

    「世の中には二種類の大人がいます。一方は子供でいられなくなり、仕方なく大人になった人たちです。いろんなことを諦めて、自分自身のほんの狭い経験を現実のすべてのように語って、子供のころに大切だったものを捨てる言い訳に大人という言葉を使っている人たちです。
    (中略)
    未来を創る義務を負う覚悟を決めたのが、正しい意味での大人です」
    (中略)
    実のところ、私は自分がどちらの大人なのか、よくわからないのです。(中略)わからないから、意地を張るのです」(中略)「私は自分の意思で大人の役割を引き受けているのだと、言い張っていたいのです」

    私はどうだろう。未来を創る義務を、私はちゃんと負えているのだろうか。
    続きを読む

    投稿日:2022.06.26

  • hockson

    hockson

    これもしかして途中から読んでしまったか、、?
    全然意味がわからなかった。

    なんとなく独特の雰囲気はあったが笑

    投稿日:2022.05.26

  • たぬぽこ

    たぬぽこ

    シリーズの1冊目と同じくらい面白かった。
    前半は、うだうだしていて、ちっとも話が進まないんだけど、
    最後の50ページくらいで、その迷いとか葛藤とかすらも原動力に変えて、進んでいくのが気持ちがいい。
    ういう終わり方の物語が好きだな、と思う。続きを読む

    投稿日:2021.11.26

Loading...

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。