【感想】闇の叫び アナザーフェイス9

堂場瞬一 / 文春文庫
(28件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
7
14
6
0
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ブクログレビュー

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  • kipper

    kipper

    【アナザーフェイスシリーズ第9作目】
    読むとすぐに大友たちの世界に引き込まれる。
    今回もなんとも悲しい事件。でも大友も捜査一課に戻るのか、次が読みたい!て思ったら、これが最終話だったとは。。。

    大友は、息子の優斗が小学生の時のママ友から、事件かもしれないと相談をうける。
    とりあえず調べてみるが、簡単な事件ではなさそう、と肌で感じる。その時に次の事件が起き、警察が本格的に動くことになる。大友は今までお世話役の上司によって事件にかかわってきたが、今回は最初から関わっている、ということで捜査に抜擢される。雰囲気としては、お世話役上司たちが裏で動いていそうな感じがして、なんだか嬉しくなった。
    虐待の事件をテレビでみるたび、本当に心が痛いが、表沙汰になっていないことの方が多いのかもしれない、と思うと読んでいて本当につらくなった。だからって殺しはいけないのだが、読んでいて心揺らぐものがある。ただ大友の強い意志があるおかげで、やはり殺人がいけないんだ、という思いにさせられた。

    刑事ものの本で、シリーズで、読み応えのあるものを探していたときに、「アナザーフェイス5凍る炎」と「警視庁追跡捜査係 刑事の絆」がコラボする、というワクワクする情報を入手してから読み始めたこのアナザーフェイスだった。
    長い間、楽しませてもらった。
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    投稿日:2023.03.16

  • 番手捲り

    番手捲り

    刑事総務課大友鉄。
    優斗は、中学3年生。
    優斗の小学校のママ友から相談あり、保護者が襲われたので調べて欲しいと。
    子離れ

    投稿日:2021.09.12

  • まちか

    まちか

    シリーズ完結編。
    ラストはいろんな意味で寂しい気持ちになってしまった。
    最初はイケメンを鼻にかけてるわけじゃないけどなんか鼻につく大友がイマイチ好きになれなくて。
    だけどなんだかんだでシリーズ全作品を読み終わりいつの間にか大友のこと嫌いじゃなくなってた。笑
    結果、この後のお話が無いのは残念だけど、、何はともあれお疲れ様でした!
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    投稿日:2021.05.24

  • tweelingen16

    tweelingen16

    シリーズ完結編
    相も変わらず私生活はしっかりした息子と義母に囲まれ、仕事では総務仕事をこなしながら、現場に巻き込まれていく様子。
    ただ今回は昔のママ友を発端に自ら渦中に入り、心の闇深い犯人と対峙していく。
    大友の心にも重くのしかかる内容だが、改めて親子や同期の絆を思う回でもあった。
    ありがちな展開ではあるが、やはり親子と同期の関係が素敵て、人に恵まれた主人公だなと思う。
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    投稿日:2021.01.25

  • Bookrium

    Bookrium

    アナザーフェイスシリーズ完結篇。
    周りの人たちが彼の才能と人柄を評価していつか刑事に復帰することを願って根気強くサポートしてくれているにも関わらず、本心というより一般論としての親の責任を意識し過ぎて煮えきらなかった大友も、ついに優斗くんの最後の後押しによって決心がついたのかな。
    そのまどろっこしさが特徴の1つだっただけに、シリーズとしては確かに完結が相応しい。
    今後は他のシリーズへのゲスト出演で、刑事として存分に活躍する姿を見てみたい。
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    投稿日:2020.10.17

  • zerotester21

    zerotester21

     シリーズ完結( ´ ▽ ` )ノ
     正編9冊+外伝1冊+別シリーズとのコラボ(実質的に本シリーズの続編)1冊=合計11冊( ´ ▽ ` )ノ

     正直優斗くんがあんまりにも(気持ち悪いくらい)いい子すぎて終始私生活パートが盛り上がらなかったけど、魅力的なキャラが揃い、各巻色合いの変わった事件が描かれる面白いシリーズだった( ´ ▽ ` )ノ
     1年1冊という刊行ペースに合わせて作中時間も経過していくのが良し悪し、キャラクターたちの成長は楽しみだったけど、息子が高校生にもなってマイホームパパ刑事なんて異常だし、老けた大友はさっぱりモテなくなっちゃったし、幕を引くにはここらへんが妥当だったろう( ´ ▽ ` )ノ

     最終作は原点回帰?、(元)ママ友から持ち込まれた相談ごとが発端となり、重い過去を持つ犯人の心の闇を追っていくサスペンス( ´ ▽ ` )ノ
     まあありがちな話(テレビドラマっぽい)ではあるけれど語り口が上手いんでついつい引き込まれて読んじゃった( ´ ▽ ` )ノ
     完結編だけあっていつものメンバーに加え、懐かしい顔やシリーズの垣根を超えた面々も続々登場(なぜか聖子さんは名前だけしか出てこない。てっきりラストシーンでお見合い問題に決着がつくものと思ってた)、オールスターキャストのお祭り映画的一作になってる( ´ ▽ ` )ノ
     ようやく一課復帰することだし、いずれ作者の他のシリーズにゲスト出演するんだろうから、折々大友の「その後」もちらほら明かされていくんじゃないかな( ´ ▽ ` )ノ
     まだ、本当の終わりじゃない(たぶん)( ´ ▽ ` )ノ

     しかし、解説の女優・小橋めぐみだけど、かなりな文才にびっくり(゚д゚)!
     なんで彼女が起用されたのか経緯は不明だし、半分は本作と直接の関係のないエッセイだけど( ´ ▽ ` )ノ
     ググったら「リュウソウジャー」で吹越満の奥さん役やった人?……知ってるような知らないような微妙な女優さんだけど、本解説で彼女の名前はしっかり我が脳裏に刻み込まれた( ´ ▽ ` )ノ
     檀ふみとか中江有里とかの系列? 読書好き知性派?( ´ ▽ ` )ノ
     ルックスはいまいちだけど、今後に注目( ´ ▽ ` )ノ
    2020/05/15(898)
    続きを読む

    投稿日:2020.05.16

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