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菅原和也 / 角川文庫 (4件のレビュー)
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馬南神空
登場人物までが自嘲するような孤島ものの定番的設定がまずあって、その上で、最初の不可解な死を切っ掛けに、閉じ込められた客たちが、殺されるのではなくて、殺し合いを始める凄惨なお話。なのに読後感はあまり悪く…ない。ミステリとしてみた場合は少し無理があって、ちょっとゆるめ。続きを読む
投稿日:2021.11.03
nayu
う~~~~~ん面白かった。 唸る面白さ。 よく練られた良質なホラーミステリー。 良いオチしてる。 これからも期待の作家だ。
投稿日:2019.02.16
mui-mui
読んでいてあまり気持ちのいいお話ではなかった。あからさまなシチュエーションと必要のない殺人。あと視点人物がころころ変わるので、読みにくい。
投稿日:2018.03.10
ニャーテン
狂騒の夜が始まってからは、先が気になってページをめくる手が俄然スピードアップ。でもいざ読み終えたら真相に驚くより先に、限られた人間関係の中でムクムクと膨れ上がる歪んだ欲求や後ろめたい感情の暴発がもたら…す結果がこの上なくやりきれない。心理的な仕掛けや他人の邪な思惑に、こんな短絡的に引きずられる人間ばかりじゃないはず。 「愛する者を殺すことは、自分自身を殺すことと同じなんだな」の一文が心に留まり、“透明標本の館”という一風変わった舞台はビジュアルで見てみたいと思わせる魅力を放っていた。続きを読む
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