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彩瀬まる / 実業之日本社文庫 (51件のレビュー)
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総合評価:
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まろ
表紙のイラストがよくて読んだ 緩やかで、ページを捲るのが止まらないという感じではなかった 東北新幹線に乗ってみたくなった
投稿日:2024.04.14
レモン
東北新幹線を北上しながら、春の花に彩られたそれぞれのふるさとの物語が詰まった短編集。婚約者の実家に帰省する『からたち香る』、祖母の手伝いに帰る『モッコウバラのワンピース』と車内販売のお姉さんが主人公…の表題作がお気に入り。『ハクモクレンが砕けるとき』の生々しい描写は心が抉られるよう。実家は同じ市内にあるので、新幹線に乗っての帰省には少し憧れる。初恋の人と久しぶりに会って握手するっていいなぁ。続きを読む
投稿日:2024.04.10
ひろ
今年も桜がちらほら咲いてきた。いよいよ春がきた。満開もきれいだけど、咲き始めのこの感じもけっこう好きだな。 こちらは、桜前線の北上とともに電車で東北へと向かう、男女5人の物語。 故郷への複雑な想いを…抱きながらも、現実を受け入れ、前に進んでいく。じんわりと優しい読後感。 子どもの頃、母が故郷を好きになれないと苦しそうに話していたことを思い出した。無理に好きにならなくていいじゃないと思う反面、好きになりたいから苦しいんだよね、とも思って何も言えなかったな。 でもね、この小説を読むと、自分だけじゃなかったんだって思えるかもしれない。 それに、故郷は自分の生まれ育った場所だけでなく、大切な人がいる場所だったり、お気に入りの場所だったり、心の拠り所として誰もが持っていいものなのだと思わせてくれる。 もっと心は自由でいい。故郷という概念に新しい風が入ってきた気がした。 また、東北の観光名所もたくさん登場する。 花巻のマルカンソフトは懐かしかったな。倒れないように割り箸で食べるんだよね。 自分の思い出の場所が出てくるのはやっぱり嬉しかった。続きを読む
投稿日:2024.04.03
larme
4月。東北へ向かう新幹線に乗った男女5人は桜前線と共ににそれぞれのふるさとへ向かう。 理由は様々。どの登場人物も心に故郷や家族に対する複雑な想いを抱えていたりする。 家族って近い存在だからこそ難しかっ…たりするし、私も共感できるな〜っていう部分がありました。 東北という土地の描かれる情景も美しかったし桜も見てみたくなりました。 連作短編なのだけれど、私はモッコウバラのワンピースの素敵な恋をした祖母と孫のお話とからたち香るの福島の実家へ結婚のあいさつをしに行くふたりのお話が好きです。 ふるさとって深い。続きを読む
投稿日:2024.03.13
ゆき
「新しい、きれいなワンピースを着て誰かに見せたいなんて、もう長い間、考えたこともなかったんだ」 共感。
投稿日:2023.12.17
ふー
話の内容には関係ないけれど、この前東北旅行に行ったおかげで知った地名や駅名、行った場所がたくさん出てきて、自分の世界が広がったことを実感した。
投稿日:2023.10.20
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