【感想】ディレイ・エフェクト

宮内悠介 / 文春e-Books
(21件のレビュー)

総合評価:

平均 3.6
3
7
6
1
1

ブクログレビュー

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  • 黒い☆安息日

    黒い☆安息日

    このレビューはネタバレを含みます

    宮内悠介のネームバリューに期待しすぎたかなぁ。
    ちょっと肩すかし食らった感じ。

    3作の短編を集めた1冊で、表題作はアイデアとトリックが良かったが、書き込みが薄いような気もした、せっかく公安が出張るなら、戦時下の特攻と絡めるとか、宮内さんの筆力なら描きこんで長編化もできたんじゃないかなぁ。

    あと2作はおまけ?みたいなものかな。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2020.04.29

  • Hideyasu

    Hideyasu

    表題作を含む短編3編。第二次大戦最後の1年が幻のように現れている東京が舞台の話、JR大塚駅周辺を舞台にかつて活躍したバンドの話、大塚の神社の話。話の設定と展開が巧みで爽快感(?)あり。面白い作家を知れた。

    ランカウイの家の前庭にて。2019年の大晦日の午前中の読書。
    続きを読む

    投稿日:2019.12.31

  • 橘

    面白かったです。
    生活、を感じました。人が生きている世界。
    「ディレイ・エフェクト」の世界は体験してみたいです。幻の雪が降る中、炎上する東京……そしてこの世界、丁度今頃なのですね。
    ディレイ・エフェクトはリバース・ディレイに変化したのですが(音楽の機材?は疎いのでこれがどういうのかはいまいちわからない…)、永遠に終戦の年を繰り返すのかな。。
    「空蝉」はバンドの一生を垣間見ました。
    「阿呆神社」は人物関係を掴むのにまごつきましたが、誰を守っているのか…が見えてくるとじーんとしました。神様も大変です。
    宮内さん、これからも読んでいきたいです。
    続きを読む

    投稿日:2019.09.05

  • yadamons

    yadamons

    ディレイというのはギターをやってるひとならエフェクターのひとつは使ったり聞いたことがある代物で,プログラミングするひとには入力信号を数十msecバッファで遅延さたコピーを出力すると得られる音響効果の一種でこれが数ミリsecになるとフランジャーになるわけでけど,小説内時間をテープ音楽のテープ的にとらえるというそもそもの発想がまず,いち音楽ファンとしておもしろい.もちろんそれだけで書けるわけではないのはもちろんだけど.続きを読む

    投稿日:2019.06.21

  • hectionist

    hectionist

    短い文章で、ここまで読ませるのは素晴らしい。
    世にも奇妙な物語みたいと言ってしまえばそれまでだが、プロット以上に語るものがある。
    ちょっと泣かせるというか、哀愁漂う一冊。

    投稿日:2019.05.15

  • hazelnuts2011

    hazelnuts2011

    同じ景色なのに2つの時代の風景がシンクロして見える。現代から過去へのメッセージ?それとも過去から現代への何かの警鐘?

    投稿日:2018.09.16

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