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小池真理子 / 集英社文庫 (17件のレビュー)
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総合評価:
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あさか
このレビューはネタバレを含みます
以前読んだアンソロジーに小池真理子の作品が収録されていて、それが良かったので、小池真理子の小説を読みたいと思い。 午後の音楽というタイトルと、表紙の写真が良さげだなと思い購入。 由布子という女性と、由布子の妹の夫である龍士郎の2人のメールのやり取りで進んでいく。 最初は事務的なメールの雰囲気で進んでいくが、好きな音楽や映画、本の話をしていくうちに、仲良しな雰囲気に。 お互いの打ち明け話をし、食事にも行き、男女すれすれの関係に… 一線を超えるかドキドキしながら読んだけど、由布子の強い意志で一線は超えず。 2人のキャッキャウフフ状態を当事者以外が読んだら、馬鹿みたいと思われるのかなと思ったり…読者である私は楽しみながら読みましたけどね(笑) 単なる不貞の物語でなく、小池真理子ワールドが展開されていて、あっという間に読めました。
投稿日:2021.10.02
siomizu
ありがち恋愛小説。結ばれてはいけない関係。惹かれ合う二人…最後は結ばれずそれぞれの道へ。 離婚し子どもも一人前になってるので、主人公の女性は恋愛解禁してもいいけど、男の方!お前、子供が小学六年生なら育児に参加しろや。恋愛してる場合じゃねえ。結論としては登場人物が全員イマイチ。
投稿日:2019.01.18
muffin
「恋愛」って不思議なもので、もしこの2人が普通に独身同士で出会っていたら、こんなどうしようもなく求め合う関係になっていたのだろうか メールをお互いにするようになってからの初めての食事が 2人…にとって最高の時だったのだろうと思う どれだけ心地よい素敵な時間だったか… こんな別れることが決まっている2人が交わすメールが切なくて涙してしまった 「『やぎさん郵便』のようなやり取りを死ぬまで続けていきたい」というくだりがわかりすぎるくらいわかる…続きを読む
投稿日:2017.05.29
reinou
ネタバレ 積読小説昇華目的。妹の入院中、好意から年下の妹婿とその長男の家事を手伝う中、バツイチ女性は彼とメール交換を始める。翻訳家の女、映画製作者の男の2人は文学・文芸に話題の共通項を見出し、やがて幼少期より苛まれてきた孤独と懊悩からの救いを相手に求めていく。そして…。一見現代風なメール交換で物語は展開するが、基本は書簡体作品と酷似。とはいえ、短く頻繁なやり取りが可能な点は大きく違い、そんな交換を何度もしあうシーンが、2人の心の接近を上手く描写。キスのみのプラトニックな関係のまま終焉するのも意外に良いアクセントか。 メールは、送付して形の残らない書簡(コピーでもすれば別だが)と違い、後で自己点検が可能である。ゆえに内省するには却って良いものなのだろうし、本作がプラトニックなままだったのも、メールを読み返し続けた2人が、自らを客観視し、激情に駆られなかった故なのかもしれない。一方、夫々のメールに表れる比喩・文芸作品・音楽が想像をたくましくさせる点も著者らしさが出て良かった。ドロドロした恋愛譚の多い著者の作品の中、展開の意外さも含め、個人的には割と好きな方かもしれない。
投稿日:2017.01.23
mi-key
妹、美晴の入院中、甥の面倒をみるため妹夫婦の家に通うことになった由布子。事務連絡のために始めた妹の夫、龍士郎とのメールだったが、やがてお互いの心をさらけ出すようになった二人はどうしようもなく惹かれあっ…ていく。 不倫モノに対する抵抗感はあまり持っていないのたが、二人で美晴についてあーだこーだ言うのはルール違反な気がして好きになれなかった。肉体関係を持ってしまうよりたちが悪いのでは。由布子の、家庭環境の話も悲劇のヒロインっぽくて共感できず。続きを読む
投稿日:2012.09.27
ちゃーちゃん
私も同じ答えを導き出すと思う。なーんてね。 メールのやりとりで物語は進んでいきます。 心の変化が少しずつ文章から読みとれて 気持ちが加速したり減速したり。 でも、恋はいいですね。 過程、が。
投稿日:2012.05.29
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