【感想】世界はハッピーエンドでできている 1【フルカラー・電子書籍版限定特典付】

下西屋 / comico
(2件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • saya

    saya

    お伽話は時に不条理だったり
    納得がいかない展開になったりする。
    そんな物語たちを、タイトル通り
    ハッピーエンドになるように変えていってくれる。
    変え方にもセンスがあるし、
    複数の物語に繋がりが出来てい
    正に笑いあり涙あり
    のんびりと楽しい気持ちで読むことができる。
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    投稿日:2019.09.22

  • 『黒犬』の優樹

    『黒犬』の優樹

    親や友人にキツく言われようが、マンガが好きで良かった、と思える瞬間、それは一つです。読み終わった瞬間に、ガッツポーズを決めたくなるくらい、最高の漫画に出逢う、これに限ります
    質はまだ及ばないにしろ、この『世界はハッピーエンドでできている』は、羽海野チカ先生の『ハチミツとクローバー』、ももせたまみ先生なら『せんせいのお時間』、クール教信者先生なら『小林さんちのメイドラゴン』、藤田和日郎先生なら『からくりサーカス』を読んだ時に受けた衝撃と同じものを、私に与えてくれました
    だから、この(1)との邂逅は、私にとって、とんでもなく最高で最幸。日常の絶望から解放。本当、希望が持てますよ
    おのでらさん先生の『コミケ童話全集』、ワキサカ先生の『アイちゃんとえほん』も、この作品と同じく、御伽噺に焦点を当て、なおかつ、斬新な解釈を盛り込んだ作品で、そのクオリティは文句なしで高いです
    その上で言いたいのです、この『世界はハッピーエンドでできている』は、二作品よりグッと来る、と。おのでらさん先生、ワキサカ先生に対し、申し訳なさも覚えるけど、漫画読みとして、自分の直感は裏切れません
    この作品を読んで、しみじみと思ったんですが、ほんと、最高の漫画との出逢いってのは、いきなりだな、と
    自慢にも何もなりませんけど、この(1)を手に入れた前日や当日それまで、これと言って良い事をした訳じゃないんですよね。迷子の子供を交番にも連れていってないし、大荷物を抱えたお婆さんも助けてない、子猫を車から救ってもいない
    ごくごく普通の日常だったのに、いきなり、こんなにも最高の漫画に出逢えて、感想まで書けている、これは私にとって、恐ろしくなるくらいの幸運です
    しばらく、こんなグッと来る漫画には出会えないのでは、って根拠のない不安にも苛まれそうです
    そんなモヤモヤを吹っ飛ばすためにも、どんだけ、この『世界はハッピーエンドでできている』がいいか、を語りたいんですが、これまた、例によって、書けない、と来てるんですから性質が悪いんですよね
    先に挙げた作品を含んだ名作の数々も、未だに、まともな感想が書けません
    まぁ、私の場合、それ以外の作品もレビューが、他の方のそれと比べると、自分の「好き」を押しつけすぎる点があるんですが、まあ、そこは目を瞑ってください
    ともかく、辛うじて、私が言えるのは、この『世界はハッピーエンドでできている』は、子供の頃、誰もが思ったけど、大人になっていく過程で、「仕方ない」や「どうせ、無理だ」で済ませるようになってしまった、純粋な願いが形になったものである、って事です
    残り一カ月も切ったのに、やっぱり、私は現実でも、創作でも、頑張っている人間にはハッピーエンドを迎えて欲しい、掴んでほしい、と思ってしまいます
    そんな気持ちを漫画って形で叶えてくれた下西屋先生には、感謝しかありません
    それを、このレビューで示せるとは露も思っていませんが、一欠けらでも伝われば何よりです
    設定や展開、ラスト、どれもが、読み手の抱いていた常識や思い込みを軽々と吹っ飛ばしてきますので、原典が穢されるのが許せない人は、読むべきじゃありませんね、残念ですが
    ただ、読める人の心が洗われるのは確かです。何せ、私が危うく、昇天されかけましたからね
    普段なら、一番の作品を決めていますが、私の力量じゃ、次巻が出るまでの時間を貰っても、一つに絞り切れません。恥を忍んで、全てが最高、このラインナップだからこそ、この(1)は読み手の心をガッツリと掴んだ、としか言えません
    ここまで、自分なりに力を出し切って感謝を表現しておいて気まずいのですが、次巻以降で、下西屋先生にストーリーのオチを変えて欲しい童話を挙げさせてください
    まず、絶対にやってほしいのが、『マッチ売りの少女』です。『浦島太郎』や『フランダースの犬』も読みたいです。そして、可能なら、日本の童話と言うよりは、口伝話の一つである『雉も鳴かずば』をお願いしたいです
    きっと、いるでしょうね、何で、私がこの作品のハッピーエンドにしてほしいか、その理由が理解できちゃう漫画読みが
    何せ、この(1)で『桃太郎』、『赤ずきん』、『シンデレラ』、何より、『かぐや姫』が収録されていて、相当にテンションが上がりました、私
    この台詞を引用に選んだのは、凄い励まされたので。迷いを振り切れた、って大袈裟な表現は、さすがに出来ないんですが、それでも、あと少しは頑張ろう、って気持ちになれました。読んでくれている人に感想を貰えないくらいで、ガキっぽく拗ねていても、時間の無駄ですもんね。まず、自分が心の底から楽しい、面白い、もっと読みたい、と思える作品でなきゃ、感想が来ないのは当たり前だってのに、諦めようとしていた自分が恥ずかしいです。発破をかけてくれた、そんな感謝もあるからこそ、この台詞を選びました
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    投稿日:2018.01.29

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