【感想】ギデオン・マック牧師の数奇な生涯

ジェームズ・ロバートソン, 田内志文 / 東京創元社
(5件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • harinezuminami

    harinezuminami

    まあ、わたしのような浅はかな人間からしたら、牧師さんやお坊さんが実は本当は神様や仏様を信じてなかったりして、ってことはまあなくはないんじゃなかろうかと思うのだが、その辺りがポイントになってる話。
    いろいろ大変なことがあって、ちょっとおかしくなっちゃったんだなーみたいな。そんなまとめをしているが、なんだかあとあと思い出しそうな話ではある。続きを読む

    投稿日:2019.05.25

  • saigehan

    saigehan

    地味な牧師さんの誕生から現在までが、手記という形にて書かれている。しんどかった。退屈でもだえた。
    250ページ位で突然丹波哲郎化し「松本清張三時間ドラマスペシャル」みたいな勢いある展開に。

    「俺も昔やんちゃしててさ」というキャラだったら、哲郎化しても「どうせ誰も信じてくんないんだろうけどさ、俺一回死んでさ」とバーのおつまみ的な話題として利用するなどできたのである。

    いい生まれで苦労挫折がなく、中年を迎えてから衝撃を受けたため、はしか?風疹?のようにこじらせ、命まで亡くして
    しまったわけだよ。
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    投稿日:2019.02.03

  • Minmo

    Minmo

    400ページを超える上下2段組…正直、読み始める前は途中で投げ出すかもと思っていたが杞憂に終わった。
    本書は、悪魔に邂逅したと主張して失踪した牧師ギデオン・マックの手記と、その出版を考える編集者の覚書で構成される。滝壺に落ちて死んだと思われたギデオン牧師は、3日後に奇跡の生還を果たす。ところが生還した彼は、ライヘンバッハの滝から生還したかの名探偵よろしく、全くの別人になっていた。自分は悪魔と過ごしていたと語り始めたのである。
    何とも不思議な小説で、全てギデオンの虚言なのか、妄想なのか、それとも何か真実が含まれているのか、特に結論が出るわけでもない。ただ淡々と彼の人生が語られるだけなのだが、面白い。よい読書の時間だった。
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    投稿日:2019.01.12

  • toca

    toca

    ジャンルとしてはダーク・ファンタジー?
    手記という体裁は英国伝統の怪奇小説を思わせるが、割とファンタジー寄りの長編だと思う。本国では受賞こそしなかったものの、ブッカー賞の候補にもなったそうだ。

    投稿日:2018.06.24

  • askmt

    askmt

    [関連リンク]
    もし、無神論者が牧師になったら──『ギデオン・マック牧師の数奇な生涯』 - 基本読書: http://huyukiitoichi.hatenadiary.jp/entry/2018/01/20/080000
    続きを読む

    投稿日:2018.02.09

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