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谷川俊太郎, 田 原 / 集英社文庫 (11件のレビュー)
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総合評価:
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まこと
このレビューはネタバレを含みます
少し前に一度読んだのを再読したら微妙に惹かれる詩が変っていました。 1や2より3はボリュームもあって読みごたえがありました。 好きなものを挙げると 「魂のいちばんおいしいところ」 「詩を贈ることについて」 「虚空へ」 「あい」 「天使、まだ手探りしている」 「泣いている天使」 「醜い天使」 「あのひとが来て」 以前に、『クレーの天使』を読んだときは違うものに惹かれました。 巻末に中国人文学者の田原(ティアンユアン)さんによる谷川さんへの書簡インタビュー、解説があり、興味深く読みました。
投稿日:2019.01.28
sora0713
201802読了。 この詩集を読んで、私は谷川俊太郎氏の児童文学の顔しか知らないんだなと痛感した。先生の大部分を占めているであろう難解な部分を、この詩集で初めて知った。…つまり何が言いたいか。教科書と…翻訳の力ってすげぇってこと(笑)続きを読む
投稿日:2018.02.27
橘
3巻も色々な色の言葉たちでした。やわらかかったり、ちくちくしたり、ドキドキしたり。クレーの絵に付いているのであろう詩も素敵で、絵と一緒に見たくなりました。短い中にも世界が広がります。好きなシリーズです…。続きを読む
投稿日:2017.09.20
ろく
子ども向けのものから散文詩まで、様々な詩が集められた一冊。特に最後のインタビューは、研究したい人は必読。
投稿日:2013.08.16
とく
クレーは言葉よりもっと奥深くをみつめている。それらは言葉になる以前のイメージ、あるいは言葉によってではなく、イメージによって秩序を与えられた世界である。 言葉によって感染した病いは言葉によって免疫す…るしかない。続きを読む
投稿日:2012.08.13
乱読ぴょん
向井承子さんからいただいた、『脳死・臓器移植 私たちのメッセージ』(「臓器移植」の性急な立法化に反対する連絡会編)の冒頭に、谷川俊太郎の「誰にもせかされずに」があった。連絡会主催の、「脳死・臓器移植」…を考えるシンポジウム(1994年10月8日)で朗読されたものだという。 どれかの詩集に入ってないかと探したら、この詩選集に、単行本未収録詩篇として収められていた。 「誰にもせかされずに私は死にたい」から始まる詩の、最後の2連はこんなだ。 … 誰にもせかされずに死にたいから 誰もせかさずに私は死にたい 丸ごとのただひとつのいのちのままで私は死にたい 限りあるいのちを信じるから 限りあるいのちを慈しむから 今も そして死のときも 誰にもせかされずに私は死にたい 扉の外で待つ者が私をどこへ連れ去るとしても それはもうこの地上ではないだろう 生きている人々のうちにひそやかに私は残りたい 目に見えぬものとして 手で触れることの出来ぬものとして(pp.235-236) この詩選集には、『世間知ラズ』より「父の死」も収められていた(この詩集は、15年くらい前にもらって、うちにある)。 高校のときに、母の友人から贈られた『よしなしうた』に始まり、うちにある谷川詩集を寄せ集めたら十数冊になるが、この詩選集3の巻末を見ているだけでも詩集のほかに単行本、絵本、翻訳など膨大な冊数の本があって、ちょっとびっくりした。続きを読む
投稿日:2012.08.11
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