【感想】炎の牛肉教室!

山本謙治 / 講談社現代新書
(9件のレビュー)

総合評価:

平均 3.8
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ブクログレビュー

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  • ha-maioni-8

    ha-maioni-8

    このレビューはネタバレを含みます

    グルメ番組などで、
    A5ランクの牛肉をほめる番組を見ることあるが、
    このランク付けの由来、黒毛和牛が希少なのかどうかなど、
    読んでおもしろかった。
    肉を食べて、口の中で溶けるというのは触感としておもしろいだろうけど、本当においしいのかなとは感じていたので、なるほどと思えた。まあ、A5ランクの肉なんて食べたことないのだがw
    経済動物に対し、感情移入をしていたら肉など一切食えなくなるし、
    僕自身はこれからも肉を食うが、
    また、牛の育て方などを読むと、アニマルウェルフェアについて考えさせられた気がする。

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    投稿日:2021.06.11

  • tagutti

    tagutti

    このレビューはネタバレを含みます

    <目次>
    はじめに
    第1章  牛肉の真実
    第2章  美味しい牛肉の方程式
    第3章  牛肉のおねだん~体験ルポ・ぼくは牛を飼ってみた
    第4章  美味しい牛肉をめぐって~日本の「あかうし」篇
    第5章  美味しい牛肉をめぐって~アメリカ・オーストラリア・フランス篇
    第6章  ほんとうに美味しい牛肉を食べるために
    巻末付録  美味しい牛肉を食べられる販売店・飲食店リスト

    <内容>
    「神戸牛」「松阪牛」…「和牛」と呼ばれる日本の牛肉は、「さしが入り(脂が過度に入り)、焼いても柔らかく、口の中でトロける感じ、というのが定番だ。しかし、著書は「それは違う」という。旨みのある赤牛や短角牛も十分美味しい。しかしこれらはマスコミや飲食店の口コミで否定されている(自分の舌の味わいでなく、他人の評価を読むだけで決められたもの)。本当にそうなのか?食のジャーナリストが切り込んだ。海外では、赤身のほうが美味しいとなるらしい。なれば、日本の牛肉は脂濃くて食べられないに違いない。和牛を海外に売り込みたいなら、そういう海外の常識を確認しないといけない。

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    投稿日:2020.06.30

  • tosyokan175

    tosyokan175

    「炎」とあるだけに熱い熱い新書です。赤身肉ブームの仕掛人(本人は否定していますが…)が描く、知らなかった牛肉の世界。A5神話や黒毛和牛神話がガラガラと崩壊します。なにしろ自分で牛のオーナーになって、生まれた子供「さち」を出荷し食べるという体験までしています。これはすごい。で、結局、うまいステーキ食いたくなる本です。続きを読む

    投稿日:2019.08.04

  • fu

    fu

    恥ずかしながら、牛の種類も育て方も良く知らなかった。更には格付けは味だと思っていたのも事実。基礎の基礎から良い勉強になりました!早く個体識別調べて、牛肉食べた〜い!!"

    投稿日:2019.01.24

  • 波瀬龍

    波瀬龍

    【由来】
    ・図書館の新書アラート

    【期待したもの】
    ・牛肉についての基礎知識を仕入れると、おいしい牛肉に出会える格率が上がるかも。

    【ノート】
    ・ここ数年ばかり、牛肉を食べると脂肪に胸焼けするようになってきた。知り合いに言わせれば加齢によるものだそうだが。なお赤身ステーキは全然まだいけます。

    ・本書を読むと、牛肉の流通の構造や大体のコスト、生産者や販売者の言い分などが見えてくる。著者による実践、銀の匙(産まれた時から育てて、肉にして販売まで行う)もなかなか面白い。

    ・前に読んだうなぎ本でもそうだったが、とにかく安いものに盲目的に流れるのではなく、意識してきちんとおいしいものを食べるということも大事ということ。

    ・ちなみに帯にある「おいしい肉と出会うには?」の具体的な手法というのは、肉のパックに表記されてる生産者のバーコードで知調べるというもの。スマホで可能ではあるけど、ちょっとハードルが高いかと。

    ・なお、おまけ的に巻末においしいお店リストが掲載されているが、残念ながら北海道のお店はなかった。
    続きを読む

    投稿日:2018.10.28

  • ルー

    ルー

    第1章「牛肉の真実」は輸入自由化に伴って日本の牛肉格付けがどのように変わったのか、それが生産者にどのように影響したのか、結果として現状がどのようになっているのかがまとめられていて興味深い。そこからは「おいしい牛肉」を求めて、その方向性をどう考えるのか、実際に牛を飼って売ってみた結果、米欧濠の生産事情など。「格付け」に惑わされずにおいしい牛肉を食べるためには、知識が必要ということがわかった。続きを読む

    投稿日:2018.08.19

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