【感想】白磁海岸

高樹のぶ子 / 小学館
(2件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • kimikokumiken

    kimikokumiken

    母親が、16年前に大学生の息子を亡くした死に疑問を持ちながら、息子の親友の柿沼夫婦の所へ、その真相を知りたくて、秘かに乗り込む。

    そして、その夫婦の夫と不倫関係の20歳の美津と、謎の朝鮮白磁の皿を、ある拍子に見つけた若き大学講師の薄井宏之。
    柿沼の妻の陶芸家の父 羽田豪太郎が、その白磁の皿の鑑定へと・・・・

    なぜ、作者高樹のぶ子氏は、羽田豪太郎だけをウダゴウと、最後まで、書き続けたのだろう?
    父親、陶芸家として羽田と 骨董のトレーダーと取引や政治的背景の人物としてウダコウと、したのか?

    しかしミステリーとして、悪役も居ないし、罰して欲しいと願う者も居ない。
    そして、恋愛小説と言っても、不倫問題だっただけで、恋愛小説とミステリーが、融合している小説とはいいがたいのでは・・・・・と、????マークが、頭に浮かぶ小説であった。
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    投稿日:2019.08.18

  • ありんこゆういち

    ありんこゆういち

    面白いミステリーってなんだろうと考えた時に、僕は謎に興味が無いのでやはりスリリングさを求めます。こういう当事者たちが事件に立ち向かう系では、身の危険を感じながら丁々発止のやり取りからの大逆転。そしてヒューマンドラマもふんだんに盛り込まれていればいう事なし。
    この本にはそのスリリングさが欠けまくっているのが非常に残念な所であります。国際的な謀略まで盛り込まれているのにぼんやりしているのはなんでなんだろうと考えていましたが、悪役に徹底した悪役を演じさせられなかったのが一番の残念ポイントだともいます。
    筆者の人の好さ品の良さは感じられますが、それでは満足するのは難しい・・・。
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    投稿日:2019.07.24

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