このレビューはネタバレを含みます
生産性向上のためのソフトスキル(土台→実行→成長)の各視座におけるアドバイスを、MBA的な思考法、フレームワークや学術論を引用しながら紹介している。
・土台スキル(①マインドセット ②情報収集・データ分析 ③意思決定 ④伝える)
・実行スキル(⑤PDCAを回す ⑥やり抜く)
・成長スキル(⑦仕組み化 ⑧人に任せる ⑨アイデアを生み、ビジネスを作る )+ ⑩学び続ける
単にMBAフレームワークを修得したいのであれば、前書の方が適しているように思う。①~⑧は既視感が強かったが、基本(Essential)を再確認するのには良かった。⑨、⑩ではいくつか気付きが得られた。
【メモ】
・日本人は目標の軌道修正(ムービング・ターゲット)の設定が苦手
・PDCAはCAをやってこそ
・他社に影響を及ぼす要因(公式の力、個人の力、関係性の力)
・3つ以上の共通点を探せ
・「自分が出したアイディアを、少なくとも1回は人に笑われるようでなければ、独創的なアイディアとは言えない」(ビルゲイツ)
・水平思考
①前提を変える
②視点を変える
③組み合わせる
・多様性はイノベーションの母 -- SCAMPER:(S) substitute, (C) combine, (A) adapt, (M) modify, (P) put to another use, (E) eliminate and (R) reverse
・CVPは広さ(汎用性)・深さ(ニーズ)・長さ(持続税)で考えよ
・針鼠の概念 『ビジョナリーカンパニー2』
①情熱をもってとりくめるもの
②自社が世界一になれる部分
③経済的原動力となるもの
・「忘却・借用・学習」ダートマス大/ビジャイ・ゴビンダラジャン:大企業のイノベーションでは足枷となる「組織の記憶」を断つ
(1)新規事業の責任者やメンバーを外部から登用する
(2)新規事業チームに適用する人事制度(肩書や評価・報酬体系など)を新しくする
(3)新規事業のプランニングや進捗管理方法を新しくする
(4)新規事業チームを高い職位の経営幹部の直轄とし、既存事業部門の口出しに屈しない権限を確保する
・教養(哲学、歴史、文学、宗教、基礎科学、生命観、美術、伝統文化)や感受性(≒デザイン思考)こそ腐らない素養
・小志の実現の積み重ねていく中で、大志に気づく
【トリガーワード】
ユニークユーザー数
顧客のKBF(key buying factor)
パーキンソンの凡俗法則(些末な議論が白熱する)
ロジックツリー
アテンション獲得競争
INFRAN (Interect, something New, Focus, Rhetoric, Aspiration, Nature)
SUCCESs (Simple, Unexpected, Concrete, Credible, Emotional, Story)の法則
PREP(Point, Reason, Example, Point')
Less is More
ガントチャート
AISAS(Attention, Interest, Search, Action, Share)
PM理論
リーダーの条件4E
やり抜く力GRIT(Guts, Resilience, Initiative, Tenacity)
3M(無理、無駄、ムラ)
ECRS(Eliminate, Combine, Rearrange, Simplify)
アンカリング
DMU(Decision, Making, Unit)
PEST マクロトレンド分析
CAGE(Cultural, Administrative, Geographical, Economical)国家間差異分析
カッツモデル(経営層、管理者層、監督者層のスキル)
・コンセプチュアルスキル(概念化)
・ヒューマンスキル(対人能力)
・テクニカルスキル(業務知識)
VRIO(Value, Rarity, Imitability, Organization)
マーケティング・テクノロジスト(CMT)
五省
プランド・ハプタンス・セオリー
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