0
サローヤン, 小川敏子 / 光文社古典新訳文庫 (11件のレビュー)
レビューを書く
商品詳細ページへ戻る
総合評価:
"powered by"
ダール
いろいろわかっているつもりで、半分もわかっていなかった。すべてを理解するには一生あっても足りないかもしれない。誰だってそんなものなのかもしれない。でもぼくは知りたいんです。知らないままで終わりたくない…。続きを読む
投稿日:2024.05.24
chappu2004
素直に良い本だと思いました。 4歳から少年兵まで、何気ない日常にいろいろな感情、気持ちをおりまぜて、うまく表現されています。 ふつーにという感じですが、それをこんな風に書けたらいいな、と思う内容でした…。 だんだん、悲しいような感じがするんですが、でもす~と読み終えました。続きを読む
投稿日:2024.01.12
鴨田
表題ほど明るいわけでは無いけど、希望を感じることができるお話しだった。 日本が太平洋戦争で世相が暗くなる一方の中、太平洋の向こうの「敵国」で生きる、貧しき市井の人が、どういう生き方をしていたのかを感…じることができた。 民主主義に対する絶大な信頼とか、健気に生きるホーマー少年に対する電報局長の優しさとか、兵士が敵兵を恨まない姿勢とか、アメリカ人のアメリカ人たる所以とも言えるような美点を感じることができたのは良かった。 P276 「名前は両親にではなく施設でつけられ、両親がどんな人物なのかも知らず、どこの国の人かも知らず、自分が何人の血を引くのかも知らないのだからね。(中略)」 「きみはアメリカ人だ」マーカスがいう。続きを読む
投稿日:2023.08.08
Hanna
twitterで日本の古本屋さんが年に一度は読むと紹介していたので、飛びついたのですが、そこで紹介されていたのは恐らくバルザックの方。でも、結果間違って良かったかも! マコーレイ家のホーマーの健気なこ…と、老電信士との心温まる交流…戦争や老いによる死からは逃れようもないけれど、それでも人間は、人間の良心は素晴らしいと思いました。 世の垢にまみれた心を洗い流してくれる一冊でした。 私が読んだのは晶文社 文学のおくりもの16 小島信夫訳のです。続きを読む
投稿日:2023.02.19
本江正茂
第二次世界大戦中、アメリカの田舎町イサカ。 若い男たちは戦争に出ている。 残った少年が老人と共に電報配達の仕事に従事する。 届けられる電報の多くは、若者の戦死を告げるものだ。 この戦争の敵国が日本で…あることを思うと辛いけれど、もっと普遍的な、人間と、家族と、近隣と、都市と、国家の関わりを噛み締める、優しい物語。 最後、母は息子の友人を家に迎え入れる。 WELCOME STRANGER 本書の冒頭、アルメニア移民としてアメリカに育ったサローヤンが母へ捧げた献辞に帰ってくるラスト。「平易」で「実直でからりと明るい」小説だった。続きを読む
投稿日:2023.02.07
setsusan3
このレビューはネタバレを含みます
森下の古本屋で小川敏子訳で出ているこちらと、関汀子訳で出てる人間喜劇が並んで売っていた。人間喜劇のほうは700円で、こちらは400円だった。 関さんの訳が好きだけど高いからヒューマン・コメディにしたのだ。 あくまで訳文という印象から抜け出せぬまま終わってくやしい。古典を古典として読まなければいけないのはなかなか心苦しかった。状況やおこなわれている会話は分かるけれど、上手く自分のなかに入ってきてくれなかった。けれどもこの話自体が面白くないということではないのだとおもう。関汀子さんのほうでもう一度読んでこの小説をちゃんと味わいたい。
投稿日:2022.02.25
ポイントが追加されました。ポイント明細ページからご確認いただけます。
クーポンコードの形式が正しくありません。半角英数12桁で入力してください。
エラー(エラーコード: )
本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック
スマートフォンの場合
パソコンの場合
このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?
ご協力ありがとうございました 参考にさせていただきます。
レビューを削除してもよろしいですか? 削除すると元に戻すことはできません。