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日野 真人 / ハヤカワ文庫JA (4件のレビュー)
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総合評価:
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タケ
このレビューはネタバレを含みます
何だか淡々と物語が進んでいった。殺生関白の蜘蛛よりも応募時のタイトルのほうが納得いくな…と思ったり。秀次メインじゃなくて土蜘蛛の謎を解くという感じだし。舞兵庫が主人公なのはちょっと、いや大分うれしかったけど(笑)。平蜘蛛が日本のキリシタンの棟梁の証と言われてもな…そこまで宣教師たちの力があてになるものだったのかと首をひねっちゃう。
投稿日:2024.03.14
馬南神空
日頃時代小説はほとんど読まないので、的外れなことを言ってなければいいのだが、リアリズム寄りの生真面目な歴史小説かと思っていると、いきなり街頭で斬り合いが始まったりするので戸惑う。物語の最終盤になって、…いきなりミステリ的な謎解きが始まるのだが、これが正直余計。クリスティ賞ということで作者さんががんばってしまったのかなとか思うが。続きを読む
投稿日:2023.07.27
三田主水
http://denki.txt-nifty.com/mitamond/2017/12/post-1158.html
投稿日:2020.03.24
ta23
クリスティー賞優秀賞作品。クリスティー賞で 時代物とは意外。鮎川哲也賞と違い、クリスティー賞作品は好みじゃないものが多いのだが、これは読ませる。ただ松永弾正が固執した平蜘蛛が、私の持っていたイメージと…どうも一致していないようで最後まで違和感が消えないままだった。 本格ミステリというわけでもないし、オール読物新人賞でも良かったんじゃないかな? 古田織部も小堀政一も『へうげもの』のキャラクターが浮かんできて素直に物語世界に入り込めなかったのは残念。呂宋助左衛門も大河ドラマ(古い!)のヒーローだったから悪役というのがぴんと来なかったし…。 また、平蜘蛛がイエズス会全体をも動かす力を持つというのは説得力が弱い。せめてダヴィンチコード位の法螺吹いてくれ! しかし、優秀賞には十分値する出来だと思う。続きを読む
投稿日:2017.12.28
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