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恵三朗, 草水敏 / アフタヌーン (8件のレビュー)
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総合評価:
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ホン・ヨンドル
このレビューはネタバレを含みます
【あらすじ】 病理医とは、直接患者と会うことなく病気の原因を調べ診断を下す医者だ。同僚の医師は岸京一郎についてこう語る。「強烈な変人だが、極めて優秀だ」と。 利発で人気者の患児・ハルが荘望会に帰還した。彼は末期癌であることを知らされていない。残酷でも真実をハルに伝えたいと願う臨床医達の熱が、岸の古傷を刺激する! ・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆ 感想は最終巻にまとめて記載予定です。
投稿日:2024.03.05
sakopy
当たり前なのだけど、 人はいつか死ぬ でも 病になると いつかといういつかが 急に具体的に感じられてしまう。 でもその具体的な時間だって 統計学的にその辺りが中央値であって 絶対的なことは誰にもわからない。 少しだけ未来を見ているような気持ちになるけど、 それだって 本当ではない。 自分のことすら自分でわからないから 自分を騙して 周りに嘘をついて 少しでもみんなに いい気分でいてほしいのに 自分で頑張れば 全て終われば良いと思ってしまう。 苦しくなっていることにすら 気づかないで
投稿日:2022.03.18
かずさん
小児癌で余命幾ばくもないハルくんのお話。 病名を伏せてなんとか辛い思いを避けてほしい両親、病名を告知して死の可能性を理解した上で残る人生を100%生き抜いてほしい担当医、そんな大人や患者仲間の子供に泣いてほしくなく、自らが嘘をつくことで悲しい思いをさせまいとするハルくん、どのキャラも優しさが故にその行動をしているが、そんなハルくんを冷たいようで優しく接する岸先生‥その裏には嘘を突き抜いたことで死の瞬間まで愛する人の病気を知らぬまま別れを迎えた同僚の過去が‥ 手の施しようがない患者が入る個室に自らが入らないことで自分より小さい子に希望を持たせようとしたハルくん。10歳で果たしてそこまで他人に気遣うことができるのだろうか。一方でそれをわがままで最悪と言い切る岸先生。結局周りが泣くことで自分が嫌だから、と自分のことしか考えてない‥と確かにそうかもしれないな、と。ハルくん、治験を経てどれくらい生きれるんだろう‥珍しく長編のエピソードだったけど、とても考えさせられる話だった。
投稿日:2022.02.20
hiro7373
救えた想い、救えなかった想い、フラジャイルの登場人物たちは、自分の限界に打ちのめされつつ、それでも立ち向かう。ページをめくる手が止まらない作品です。
投稿日:2019.08.28
dai-4
小児癌という、いわばかなりデリケートな問題に取り組んだ巻だけど、それこそ三者三様の答えがある中、上手い着地地点を見つけている。この物語のために主人公のキャラ設定をしたんじゃないかってくらい、今回の役ど…ころにはピッタリ嵌っていて、彼の存在というか価値観があってこその展開。その彼が、まさかの頭を下げる場面なんかも飛び出して、そういう意味でも面白く読めちゃいました。続きを読む
投稿日:2018.03.19
桜ヶ丘_med/dent/health_
http://catalog.lib.kagoshima-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB17872783
投稿日:2018.01.30
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